今年のサントリー学芸賞

発表になっていたのに、気づかなかったけど、今年のサントリー学芸賞は矢内賢二『空飛ぶ五代目菊五郎』(白水社)が受賞していた!
この本、面白かったなぁ。明治の名優として、名前はしばしば團十郎とともに上がるけど、黙阿弥の明治開化モノについてはあまり語られてこなかった五代目について、書かれた貴重な本。おめでとうございます!

明治キワモノ歌舞伎 空飛ぶ五代目菊五郎

明治キワモノ歌舞伎 空飛ぶ五代目菊五郎

なお、選評・受賞の言葉、ほかの受賞者については、
第31回サントリー学芸賞決定
をご参照のほど。

「歌舞伎美人サロン」は清方展のトークショー

「歌舞伎美人サロン」第3回は、サントリー美術館で開催される「清方ノスタルジア」展会場でのトークショー

近代日本画に大いなる足跡を残した巨匠、鏑木清方(かぶらき きよかた)(1878〜1972年)は、幼いころから歌舞伎に親しみ、歌舞伎を題材にした作品を多く残しています。「第3回歌舞伎美人サロン」では、松竹衣裳株式会社常務取締役海老沢孝裕氏をお迎えし、サントリー美術館学芸員三戸信惠氏とご一緒に、歌舞伎を題材にした作品等に焦点を当ててお話ししていただきます。
歌舞伎美人サイトより

日程的にちょっとサロンに参加するのは難しそうなんだけど、この展覧会はぜひ見にいかねば!

森繁久弥さん

もう、ずっと公式の場には姿を見せていらっしゃらなかったのでは??? 個人的には、森繁さんといえば「知床旅情」と「だいこんの花」と「屋根の上のバイオリン弾き」かな。
ご冥福をお祈りいたします。

だいこんの花 [DVD]

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屋根の上のヴァイオリン弾き

屋根の上のヴァイオリン弾き

『うらなり』

ツボちゃんが解説だったので、新刊即ゲット。いやはや「坊ちゃん」が読みたくなる!しかし、わたしの「坊ちゃん」はどこにあるんだろう…。
解説でツボちゃんも書いていたけれど、ラストがほんとすばらしい!
「ヤラれたぁ!」とはこういうラストだよね、ほんとに、と思う。
最近、小林さんの本をあまり読んでなかったのだけれど、これを読むと、まだ読んでないアレやコレも読まなくちゃ!と思う。そんな1冊。

うらなり (文春文庫)

うらなり (文春文庫)

『「噂の真相」トップ屋稼業』

職場においてあった未読本の中から、ちょっと系統の違う本を選んでみた。とはいえ、これも「文庫本を狙え!」のお題本ではあるのだけれど。

「噂の眞相」トップ屋稼業 (河出文庫)

「噂の眞相」トップ屋稼業 (河出文庫)