サッカー日本代表

午後、実家でテレビを見ていたら、ワールドカップがらみのドキュメントをやっていた。
同い年の小野選手と高原選手を追ったもの。
二人が同い年というのは、この番組を見るまで気づかなかった。
一度も同じチームでプレーしたことがないのに、絶妙の呼吸でコンビネーションプレーができる二人に、「なぜ?」と問い掛けたところ、
小野が「双子みたいなものだから」と答え、それを聞いた高原が「それはいい答えだ」と応じる。

本当なら、二人ともこの5月31日に開幕するワールドカップの日本代表選手として、同じピッチに立っていたであろう。しかし、高原は、予期せぬ病で小野と同じピッチに立つことができなかった。
番組の最後で、高原が「シンジと同じピッチに立ちたい」と語っていたのが、とても印象に残った。

今の代表の状況であれば、アクシデントさえなければ、高原は貴重な得点力の計算できるフォワードとして、期待を担っていたはずなのに。

中山選手が、「これまで背番号10をつけてきた選手に力は及ばないかもしれないが、魂では負けない」と、代表メンバー発表後の会見で語っていたのが、とても印象的だった。そう、中山選手はきっとやってくれると信じたい。今回、無念の涙を呑んだ高原や俊輔の分も。