それでも我が家の積ん読本は減らない(2)

たしかに、積ん読本がこれだけあるのに、次に読む本を物色すると、どうも見えるところに置いてある本の中から選ぶことになってしまうような気がする。時には「どこかにあったはずだ」と、二重三重に押し込んである本の奥の方から引っ張り出してくることもある。しかし、それは、仕事などで必要に迫られたような時か、何か読んでいたものから触発されたような場合だ。のんきに「さて、次は何を読もうかな」というような時は、目に付くところに置いてある本の中から引っ張り出すということが圧倒的に多い。
河合さんと長田さんの説に従うならば、今回の模様替えを機に、物理的に奥の方に隠れてしまう、今現在読む予定のない本は処分してしまえ、ということになる。しかし、本を買うこと自体が、まず自分にとっては大切な楽しみなのだ、と開き直ったわたしとしては、物理的な限界を超えないうちは、積ん読の山を崩すことはない。それに、読みたくて買った本なのだから、いつかふと思い出して読みたくなるかもしれないじゃないか。
それならせめて、読み終わった本はどんどん処分すればいいじゃないかって?
もちろん、ある種の読み終わった本は、わたしだって処分している。しかし、これまた「何かの時に役にたつのでは?」「また読みたくなるかも」などと思うと、おいそれとは処分できない。こうして我が家の本は、いよいよ物理的に無理だとならない限り、ほとんど減ることはないのだ。
ちなみに、追加注文した棚の在庫と配送の関係で、あと最低1週間はこの”悲惨”な状況が続く予定。