版元さんへ 乞う!復刊

快晴。日陰に入ると、昼頃でも少し肌寒いが、気持ちいい。
職場の近くにセブンイレブンが開店。昼食を食べに出た時に、あまり人だかりがしていたので、何事かと思うほどの混雑ぶり。
コンビニの開店セールで、そんなに安いものがあるとも思えないので、ちょっと驚いた。

仕事をやっと片付けて、11時過ぎにいつもの本屋に寄る。新潮文庫の今月の新刊が並んでいた中から、『爆笑問題のウルトラ7』を選ぶ。
爆笑問題とウルトラビッグな7人との対談集。”ウルトラビッグ”の人選はというと、なぎら健壱立川談志淀川長治小林信彦橋本治山田洋次と、ジョン・アーヴィングの7人。
これだけの人との対談が実現できるのは、人気はもちろんだが、爆笑問題の実力の証明と言えるかもしれない。

それ以外で気になったのは、ポール・オースターの『リヴァイアサン』、タルト・ノワールと銘打ったK・マンガーの『女探偵の条件』やS・ヘイター『トレンチコートに赤い髪』といった、海外もの。
そして、なぜか山口瞳さんの『礼儀作法入門』が緊急大増刷と、挟み込みのチラシで大々的に宣伝されている。
山口さんが見直されるのは、遅れて来たファンとしては嬉しい限りで、これを機に長期品切れや絶版になっている他の著作も復刊されたりしたら、とても嬉しいのだが。
きっかけが何なのか、よくわからないので、そのあたりは希望的観測。
爆笑問題の本も、話題になると小林信彦さんの作品の魅力が改めて認識されて、復刊されたりしないかな? と、これまた遅れてやってきたファンの願望。
『テレビの黄金時代』のヒットもあることだし、各版元さん、ご検討を!!