”いけず”な坪ちゃんも(が)好きなのだ

今日は朝からいいお天気なのだが、風がちょっと冷たい。
昼は、ちょっとした経緯から、仕事関係の女性ばかり15人で超豪華ランチをご馳走になる。
お料理も美味だったし、満腹だし、幸せ幸せ。地味めし者とて、たまにはハレのご飯を食べるのだ。

帰りにいつもの本屋に立ち寄る。これといったお目当てがあったわけではなく、これは毎日の”市中巡回”。ぐるっと一回りして、ちくま文庫の新刊が出ていることを確認するも、今日は気分ではないのでパスする。雑誌の棚に移動すると、「ku:nel」というマガジンハウスの季刊?雑誌の最新号が出ている。
ぱらぱらと立ち読みすると、なかなかわたし好みの内容なので、購入決定。
さらにいろいろと見てみるが、もうひとつ「これだ!!」というのが見つからないので、1冊だけにしようかと思いつつレジに行くと、「本の雑誌」5月号が。「これだ、これだ」と2冊をお兄さんに渡す。

帰りの地下鉄は、小林信彦さんの<a href=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410115838X/ref=sr_aps_b_/250-6280686-2859416>『コラムは誘う』</a>(新潮文庫)の続き。だいたい2つか3つ読むと、最寄駅に着くという、わたしの地下鉄読書にはもってこいのコラム集。しかも、内容はめちゃくちゃ濃い。

帰宅して、ご飯を食べて後片付けを終えるともう11時過ぎ。さっそく「本の雑誌」の「読書日記」をまず読む。今月は、山口昌男さんが登場している。
渋谷の旭屋で、坪内さんが<a href=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/408720183X/ref=sr_aps_b_/250-6280686-2859416>『挿絵画家・中一弥』</a>とともに池波正太郎先生の<a href=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062116383/ref=sr_aps_b_/250-6280686-2859416>『おおげさがきらい』</a>(講談社)を購入していらっしゃるのは、坪内道を志すものとしては「自分の選球眼もまんざらではない」と、にんまりしてしまう。
音楽(ことに洋楽)はあまり詳しくないので、佐藤良明さんに対して「私はいけずなのかしら。」という一文に、ニュアンスはわかるのだけれど大きく頷けないのが、悲しい。(詳しくは「本の雑誌」5月号P67を参照してくださいね)
なにはともあれ、わたしは”いけず”な坪ちゃんも(実は”が”か?)好きなのだ。