末広亭が改修工事?!(2)

肝心の演目の方は、「リレー落語」ということで、落語お馴染みの演目を2人か3人の噺家さんが交代で語るというもの。
お目当ての雲助さんは、馬生さんと「三軒長屋」の後半。剣術の先生と、火消しの親方と、伊勢屋の旦那のやり取りの、使い分けがサスガ! でも、ちゃんと聞きたかったなあ、落語。
途中で、踊りや形態模写(なんと、夜の部はお相撲さんがお題で、小里んさんが下帯ひとつで登場!)もあり、楽しい会だった。
“雑俳大喜利”は、お客から募った「ごもっとも」という言葉が上の句に来る五・七・五と、同人の作品から、天・地・人などを決めて披露するという形。
印象に残ったのは「ごもっとも 振られた朝の 無駄遣い」という句。同人の方の句だそうだが「ああ、こういうことなのねえ」というのが良くわかった。

最後の三本締めでは、ほとんどの方が普段着の洋服姿で、雲助さんは赤のギンガムチェック(とお見受けした)のシャツとコットンパンツというコーディネートが、可愛いかった(失礼!)。

何はともあれ、末広亭の改修は、客席内部の雰囲気が大幅に変わるようなものではないらしいので、一安心。