いやはや・・・

諸般の事情により、母に携帯電話を持ってもらう事に。日曜日に帰った際に、AUの文字が大きく表示されて、あまりややこしくなさそうな機種を選んだ。新規契約だったので、なんと、1円。料金は、わたしの口座からの引き落としにして、家族割を使おうともくろんだわけだ。
で、一通り、使い方を教えて、マニュアルの、一番基本的なことが書かれているページに折り目をつけて、さらに参考になる項目に丸をつけて、何回か目の前で電話をかけて説明もした上で、置いて来たのだけれど・・・。
使い方の練習をしないことには、持ってるだけになってしまうので、試しにかけてみたら、案の定、呼び出し音が鳴っているだけで、お留守番サービスに切り替わってしまった。仕方ないので、加入電話の方に電話をすると、こちらもまた留守電に。「スワ、何かあったのか?!」と心配になり、何度か加入電話の方に電話。やっと出たので「携帯電話、鳴らしたんだけど」と言ったら「そうね、鳴っているのはわかったけど、電話の取り方がわからなかったのよ」と宣わる母。おおかた、そんなことだろうと思ったので、加入電話で、電話の取り方を説明しつつ、携帯でもういちどコールすると、やっと取り方はわかったとのこと。続いて「今度は、じゃあかけてみて」と言うと、わたしが登録しておいたいくつかの電話番号のうち、ご近所の一番親しいお宅の分しか出てこないという。で、それから延々、電話帳の使い方をまたもや遠隔操作で説明。母は、どうやら電話の向うで、一生懸命、メモをとっている模様。ああ、これじゃあ電話代が・・・とは思ったものの、まぁ、いざというときに使えないのでは、話にならないので、根気よく説明。とりあえずメモはとれたらしいので「じゃあ、一旦切るから、かけてみて」と言ったが、今度はかかってこない。で、またまた加入電話に電話。で、イチから説明し直して、もう一度試してもらう。どうやらやっとかかって来た。それからは「電話代が勿体ないわね」といいつつ、4回ほど、電話帳を呼び出して、電話をかけるお稽古。とりあえず「今日のところはわかったけれど、明日になったら、またわからなくなっちゃうかも」と言っているので「じゃあ、また明日、お稽古すればいいじゃない」ということで、本日の携帯のお稽古は終了とあいなりましたとさ。
母は、パソコンに触ったこともないし、ビデオの留守録もやったことがないような人なので、携帯電話が使えるようになるのかしら?と思いつつ、メールなんて贅沢は申しません(笑)、せめて電話ぐらいはかけられるようになってもらいたいものです。