やはり「漫画と侮るなかれ」であった

先日から、Amazonのオススメ本の中に入っていた『ギャラリーフェイク: 傷ついた「ひまわり」 (1) (ビッグコミックス)』。美術の贋作がテーマということで、なんとなく気になっていたのだけれど、先日、灯台下暗し書店で、これの文庫版が出ているのを見つけて、お値段も安かったので、試しに1巻だけ買ってみた。正直、絵柄はあんまり好みではないのだけれど、内容的には非常に面白いし、よく調べてるなぁ〜という作品だ。文庫の解説を担当しているのが、高橋克彦さん。高橋さんといえば、『写楽殺人事件 (講談社文庫)』で乱歩賞を受賞して、その後も、北斎歌麿、春信といった浮世絵の真贋をめぐる推理小説で人気を博した作家。その高橋さんが「スゴい!」とほめているのも、単なる営業用ではないと、納得のいく作品。しかし、20巻以上あるんだよな、この漫画。これにハマると結構大変だな・・・。
ちなみに、高橋克彦作品で、気になっているのが

ゴッホの贋作については、『ギャラリーフェイク(1)』にも出てきたが、こちらは?
京伝怪異帖 巻の上 (講談社文庫)

京伝怪異帖 巻の上 (講談社文庫)

山東京伝は、興味ある江戸の人なので、いずれ近いうちにと思いつつ、はや半年・・・。
ドールズ 闇から招く声 (角川文庫)

ドールズ 闇から招く声 (角川文庫)

「ドールズ」シリーズは、前2作を読んでいて、古本屋さんが活躍する小説で、ちょっとオカルトっぽいところもありつつ、面白く読めた。