大皷小皷大倉会研究会@観世能楽堂

出演者はオール職分の方で、素囃子が1番、舞囃子が5番、一調が6番、一調一声が1番という番組でございました。
謡および舞囃子5番は、観世流宝生流の方が担当され、しかもそれがビッグネーム! 近藤乾之助さん、梅若六郎さん、観世銕之丞さん、観世喜正さんをはじめとする皆様でした。
「安宅」延年之舞を、銕之丞さんが舞い、六郎さんが地頭! 「羽衣」彩色を、六郎さんが舞い、銕之丞さんが地頭! そのほかにも、北村治さんと六郎さんの一調一声やら、近藤乾之助さんが「求塚」を舞われたりと、そりゃあ豪華な後半戦でございました。
どうも、お仕舞はイマイチよくわからないのですが、舞囃子なら、お囃子が入りますから、わたしもノリノリで拝見できますし・・・。
「安宅」も、お能は初めて拝見したのですが、銕之丞さんの舞がカッコイイし、六郎さんをはじめとする観世の皆様のお謡もステキでした〜。宝生の延年は、もっと大変なことになるらしいと、亀井忠雄先生のご本で読みましたので、宝生の「安宅」も拝見してみたいです。
「龍田」も、移神楽という小書がついていたためか、神楽が今までに聞いたことのあるのと、お笛の感じが違ったように思いますが、気のせいかもしれません・・・。
「羽衣」彩色で大鼓を打たれた、山本孝さん、初めて拝見しましたが、ちょっと表現は悪いですが、ドスの効いたお声による掛け声がカッコイイ! そして、六郎さんの舞が、これまたステキでした。彩色という小書がつくと、お笛の調子が上がるのだと、後で大倉源次郎さんのBlog*1で拝見したのですが、たしかに「あれ〜、さっきまでより、お笛の音が高くなってる???」と思いました。
お囃子好きといたしましては、今後もこの研究公演、ぜひ続けていただきたいものです!