『きみを乗せる舟』

うーん、宇江佐さんにヤラれました・・・。特にこの巻のタイトルにもなった「気味を乗せる舟」がとてもステキです。江戸時代の武家の少年は、十代半ばで、もう一人前となってしまうけれど、心も身体もまだまだ、成長期。そんな少年の淡い恋と大人に近づいて行く不安と希望、戸惑いが見事に描かれていました。
伊三次シリーズから、ますます目が離せません!

君を乗せる舟―髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫)

君を乗せる舟―髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫)