第8回亀治郎の会@国立劇場大劇場
e+の貸切公演で、「義経千本桜」+トークショーというのを観る。普通の公演の方は、うっかりしていてチケットを取りそこねたのであった…。
亀ちゃんの狐は、観る前からあれこれ妄想して楽しんでいた。踊りが好きな人だけに、「吉野山」は大満足!静@芝雀さんも、バッチリだったので、踊りの中から忠信狐の物語が浮き上がって見えてきた。圧巻は、戦語りのところ。前に浅見真州さんの「屋島」のときに東次郎先生の語りがとても素晴らしかったのを思い出しつつ見ていた。
川連法眼館も、基本的にはよかったのだけれど、体力的にしんどそうなのがちょっと見えてしまったのが残念。それと、澤瀉屋型としては初演だということで、まだこなれていないのかな?というところも若干。
ただ、猿之助さんが目指したものを受け継ぎ、自分がさらに新しい物語を作るんだ、という亀ちゃんの気概が感じられたので、再演に期待したい。
トークは、狐のままで登場。あと2回=第10回で一区切りつけるということを、はっきりと宣言していた。準備の大変さ、それを体験することで今まで知らなかったことをたくさん勉強できたこと、などなど、ウラ話的な話題が多かった。
「義経千本桜」は、大物と四の切がやはり好きだなぁ。木の実はなかなか物語の中に引きこまれて行かないのは、こちらの理解力が不足しているからなんだろうか。
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