2012-02-05 ■ なんとなくはっきりしない空模様なので、洗濯は中止。 実家に向かう車中で、読書。和本のすすめ――江戸を読み解くために (岩波新書)作者: 中野三敏出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/10/21メディア: 新書購入: 2人 クリック: 31回この商品を含むブログ (19件) を見る「物の本」という言葉の語源をはじめて知る。たぶん、こんな意味だよね、と思っていたのは、間違ってはいなかったけど、背景に、江戸の本には「身分」があったこと、お上は売り物の本の内容にはあまり干渉しなかったこと、板本より写本の方が位が高く量的にも多い(板本と同じくらい流通していた)こと、など知らなかったことがいっぱい出てくる。ちなみに、お上が禁止したのは、幕府や徳川家の批判や中傷とかひどく猥褻なものぐらいだったそうだ。出版物の内容が原因で死罪になったのは、江戸時代を通して一人だけなのか! ちなみに、写本は売り物とはみなされなかったので、いわゆる「実録」ものなんかは、写本で流通していたそうだ。 なんてことに感心して、帰りも読み進めたよ。 夕方からなんとなく頭痛がするので、葛根湯を飲んで、早目にお布団に入る。