ゆるく「冷える食べ物」を避ける

冷えとりをちゃんとやろうとすると、食べ物、飲み物の中で、肉・乳製品・砂糖・酒・冷たいもの・南国のフルーツ・生野菜・精製したもの・添加物などはNGに分類される。ちなみに、この辺の定義は、「冷えとり健康法」でのものだ。最近は、「冷えとり健康法」以外にも体の冷えをとるための手引書はいろいろ出ていて、NG食品の定義もいろいろあるので、一概には言えないので、余計に混乱するかもしれない。
究極は、無農薬で自給自足生活ということになるのだろうが、とてもそこまでは無理だ。そこで、わたしが最低限心がけようと思っていることを、自分への戒めの意味で、書いておくことにした。

  • 一日に一回はおみおつけを食べる
  • 肉を食べる時は、柑橘類の果汁をかける、ソースに加える
  • 料理にお砂糖はなるべく使わない
  • 市販のドレッシングや合わせ調味料、出汁の素を買わない
  • お菓子(とくに、スナック菓子やクッキーなどの甘いもの)を買わない
  • 主食はなるべくお米(玄米)とお米製品(主にお餅)を食べる
  • 野菜は火を通す、生で食べたい時は塩もみする
  • 一日一個、りんごを食べる

ということぐらいだろうか?
とはいえ、つい、誘惑に負けてポテトチップスやチョコレートを買ってしまうこともあるし、麺好きなのでパスタやうどん、そうめんを食べることも多い。
お餅は好きなので、ごはんを蒸篭で温めるのが面倒な時は、お餅を魚焼きグリルで焼いてしまう。IHのキッチンになった時、お餅をどうやって焼こう?と悩んだが、試しに魚焼きグリルで焼いてみたら、特に不都合はなかった。何度かやってみて、焼く分数がつかめたのと、お餅をひっくり返さなくてもOKで、その間に他のことができるので、お餅主食率がかなり高くなっている(苦笑)。
・自宅ごはん
冷えとりを始めたころは、かなりストイックに玄米菜食をやろうとしていたこともあったのだけれど、青木さんの本を読んで、柑橘類の果汁をかければまぁOKという逃げ道?を教えていただいて、以来、鶏肉や豚肉は家でも食べるようになった。
生野菜を避けるということは、野菜はサラダのかわりに、浅漬とか和物、炒めもの、グリルなどで食べることになるので、ドレッシングは買わないし、炒めものやグリルは塩コショウ、醤油、味噌などで適当に味付けするので、市販の合わせ調味料もいらない。出汁の素だけは、無添加をうたったものをたまに買うが、おみおつけなら煮干しをそのまま10分ぐらい(それ以上でも問題なし)水につけておけば、あとは普通に実と一緒に煮ると出汁が出るので、それほど出番はない。
砂糖は、きんぴらやなますなどには欠かせないので、常備しているのだが、有元葉子さんのレシピ本を買ったら、砂糖のかわりにメープルシロップを使うとあったので、試してみて自分の好みに合えば、そちらにシフトしようかな?と思っている。たなかれいこさんのレシピのバルサミコ酢と醤油で味付けするきんぴらもおいしいので、いずれ砂糖は我が家の台所からなくなるかもしれない。
たなかれいこさんといえば、彼女の本では、米酢も冷える食品に分類されていて、かわりにバルサミコ酢りんご酢などを使うことが推奨されている。お酢は健康に良いとされているけれど、そういう分類もあるのか…と意外に思った。
・外食
外食に関しては、その時の状況や気分でいいことにしている。「おひとり様」で入りやすいお店というのは、なかなかないのが一つ。誰かとご飯を食べる時は、嫌いなものでない限り、楽しく食べることの方を大事にしたい、というのが一つ。普段、家では作らないものをたまに食べてみるのも、くらしのアクセントだ。きちんと冷えとりNG食品を避けた生活をしていると、外食でNG食品を食べた翌日に、体調を崩したという話も聞くけれど、わたしの場合、あまりそういうことはない。
強いて、避けているものを上げると、揚げ物(特に天ぷら)だろうか。これは冷えとり以前から、特定のお店以外で天ぷらを食べると、後で胃がもたれるので、今に始まったことではないのだが。あとは、明らかに食品添加物が満載なんだろうなという料理は、自分からは選ばないようにしている。
とはいえ、ひとりランチだと、気軽に入れるチェーンのカフェで済ませてしまうことも多い。それで特に具合が悪くなったこともないので、その日の夕食でごはんとおみおつけ、野菜のおかずのみにして、バランスをとる程度だ。
・中食
外で何かを買って、家で食べるということは、以前に比べると減っているかもしれない。それでも、外出していて遅くなってしまったので、何かおかずは買って済ませよう、ということもある。それだけ、夜の「おひとり様」が入れる店が少ない気がするのだが…。ただし、我が家には現在、電子レンジがないので、そういう場合、結局、お寿司(巻寿司、握り寿司、ちらし寿司、どれもアリ)を買って、帰宅して汁ものを何か作り、常備菜を出して、ということが多くなる。
お惣菜を温めなおす手間を考えると、だったら作っても同じだし、そのほうが口にあうものが食べられるのだけれど、それが面倒くさいから、出来合いのもので済ませようと思うわけで、「何かないかな?」とデパ地下をウロウロしてみたりもするのだが、結局はお寿司に落ち着くので、最近はウロウロする労力を省くことが多い。味が好みのお店が、出先の場所ごとにだいたい見つかったことは大きいかもしれない。

ゆるいながらも冷える食べ物はなるべく避けることに慣れてしまうと、結構快適だ。普通に自分が美味しいと思うものを、毎日作って食べる、というこの食生活をあまり苦痛に感じないということは、いわゆる「美食」とか「グルメ」とか、そういう類の欲求が、もともとあまりなかったんだな、と気付いた。

さて、本日はこれぎり!

ずぼらな青木さんの冷えとりグッズとごはん

ずぼらな青木さんの冷えとりグッズとごはん

著者の青木さんは、わたしから見ればけっして、ずぼらではないと思う。
「使いきる。」レシピ 有元葉子の”しまつ”な台所術 (講談社のお料理BOOK)

「使いきる。」レシピ 有元葉子の”しまつ”な台所術 (講談社のお料理BOOK)

この表紙のレモンに衝撃を受けた(笑)
生きるための料理

生きるための料理

全部を実践するのは無理だけど、口にあうレシピも結構あるので、時々参考にしている