『書医あづさの手控』が面白い!

今日も朝からいい天気。しかし気温はあまり上がらず。

昨夜寝る前に、図書館で借りてきた『書医あづさの手控』を読み始めたら、面白くて一気読みしてしまった。おかげで、ちょっと寝不足。

書誌学入門ノベル! 書医あづさの手控〈クロニクル〉
 

小説としてはちょっとな…というところもちょくちょくあるのだけれど、「書医」という仕事とそれにまつわるあれこれがとても面白いので、ついつい読んでしまった。ちょうど今読んでる『雍正帝』に出てきた帝と地方の官吏とでやり取りされた手紙を出版したものが出てきたりして、芋づる的なものを感じたり。あと、古い本に使われている紙や装丁についてのあれこれなど、面白いなぁ。古い本に書いてあることだけじゃなくて、使われている紙や穴の数、綴じるのに使われている紙縒、表紙や題箋の素材や判型などからも様々なことがわかったりするっていうのも、とても面白い。若い人に読んでもらおうということで、こういう装丁なんだろうけれど、書店でこの本を見つけても、多分私は手に取らなかった気がするので、図書館でタイトルだけで借りてみたのは、むしろラッキーだったのかもしれない。

東京五輪組織委員会の新会長は、結局、橋本聖子氏に決定。選考委員会を非公開にした時点で、この会長人事は既定路線に則ったものだという説も聞こえてくる。アスリートとしての橋本さんは、素晴らしい実績を残した人だということに異論はないけれど、今回の選出の過程や、自民党の政治家であることなどを考えると、果たしてこれがオリンピック精神に合っているのかどうか、合っているというのなら、オリンピック精神なんでそんなもんなのか、という気もするのだけど。また、自民党から事の本質を全く理解していないんじゃない???という変なおっさんが登場して橋本氏を擁護しているけれど、こういう場違いなおっさんが出てくれば出てくるほど、市民の心は離れるんじゃないかな? 勇気を持って聖火リレーについての異議を唱えた島根県知事に対しての 「知事を読んで注意をしっかりしなくてはいけないなと思う」なんて、とんでもない認識だと思う。それだけ、圏内の経済状況が厳しいという事だし、それを県として助成したくてもその財源も確保が難しいから、声をあげたわけでしょう? やっぱりGo To なんてやらずに、持続化給付金や家賃補助、収入が大幅に減った企業や所帯への助成などに税金を使うべきだったんじゃないのか? Go To はワクチンの効果がある程度見極められてからのことだよね。

今日の東京都での新規感染者は、445人。重症者は3人減って84人。新規感染者数は、完全に下げ止まった感じだな。このぐらいの人数で横ばいでは、去年の秋と同じ状態だよね…。