市川権十郎(かわさきや)?
『旧聞日本橋 (岩波文庫)』を読んでいて、またまた気になる名前。市川権十郎。やまざきやかわさきやとルビが振ってある。わたしの頭の中では、権十郎といえば河原崎、そして山崎屋(やまざきや)。???と思ってネットで調べてみたら、いたんですねぇ、こういう名前の役者さんが。「岡本綺堂・歌舞伎の再構築と規制 その一」というサイト*1の、明治七年の項に
という記述があり、さらに明治三十七年の項に
○三月二十七日、市川権十郎死す、五十七歳。大阪俳優嵐璃鶴の後身にて、出獄の後、団十郎の門に入りて追々に昇進し、気品ある役々を得意としたるより殿様役者として知らる。
という記事もあった。
このサイトは、「綺堂事物 綺堂をさがせ」というタイトルで、岡本綺堂について調べていらっしゃる和井府清十郎さんという方が作っていらっしゃるものらしい。底本は岩波文庫版『明治の劇談 ランプの下にて』とのことですが、編者による加筆部分を除いて作成された年譜とのこと。
いやはや、『明治劇談 ランプの下(もと)にて (岩波文庫)』も、積んだままなので(ちょっと拾い読みはしたけれど)、これを機に読もう。
そういえば、明治に河原崎姓を名乗っていたのは、権之助か・・・。ちなみに、九代目團十郎の前名が、河原崎権之助で、先代である親父は強欲といわれた河原崎座の座元で、金主、だったはず。
備えあれば・・・
今朝、起きたら水道の蛇口をひねっても、水が出ない! トイレ、台所、お風呂場、全部ダメ! 一応水道局に確認の電話を入れるも、やはり水道自体が止まっているわけではない。30分ほど前にも、同じような住所の方からお問い合わせがありましたので、建物の給水関係のトラブルじゃないですか?といわれた。
で、水道屋さんに電話してみたが、まだ誰からも連絡が入っていない様子。それからいつもの内装などのことをやってくれているおじさんに電話したら、やはり他の住人の方から電話が入ったそうで、今、そちらに向かってますとのこと。
3年くらい前にも一度あったのだけれど、屋上に設置されたポンプのトラブルと思われ、とりあえず、おじさんに後をお願いすることにした。
風呂桶に水は貯めてあるので、トイレの水は確保できていたし、飲み水(および、歯磨き用)もブリタこそ昨夜使いきったので、空だったけれど、やかんに入っていたので、問題なし。一応、災害時用のミネラルウォーターのペットボトルも買い置きがあるのだけれど、それに手をつけなくとも済んだ。
我が家には水難の相があるのかも・・・と思い、一応備えはしてあったのが良かったということで。