『陽気なギャングが地球を回す』

伊坂幸太郎って、なーんとなく読むきっかけがなかった作家。こういう作品を書く人だとは思ってなかったので、タイトルからして、意表をつかれた感じ。前2作とは、タイトルからして雰囲気が違うしね。で。この作品、なかなかフザけた感じが面白いのだけれど、なぜかグングン引き込まれるっていう感じでもなく。最近小説は、時代モノばっかり読んでいるせいかとも、一瞬考えたのだけれど、北森鴻なんかだと、スーっと引き込まれるからなぁ。要は、肌合いが合わないってことなんでしょう、きっと。

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

映画化されているとのこと。上手くやれば、タランティーノの「パルプフィクション」みたいな味がでるかも?

立川談春独演会@横浜にぎわい座

仲入り

いきなり、志雲さんが出てきて、びっくりと「あー、やっぱりね」の半々な気分。先月の一門会の時「関西弁の『竹の水仙』って初めて聴いたけど、おもしろいね」とおっしゃってましたからね。
立川流ってのは、恐ろしいですね。次々に隠し玉が出てきますからね。笑志くんは、もう、ここで、しかもこっちのホールで独演会ができるようになりましたから」これからは、志雲くんもよろしくね、っていうニュアンスの発言が。
志雲さんの「初天神」って、たぶん「四派で深夜」で初めて志雲さんを聴いたときのネタだったんじゃないかな? あのときもぶっとんだけど、今回もよかったなぁ。けっきょく、天神様に行く前で落げていたけれど、ぜんぜん、問題ないでしょう。あれだけ面白ければ。もっとも、その先を聞いて見たいという気はしちゃうけど。それは、志雲さんの会に行ってのお楽しみってこと、かな?
今回は、まとまった話じゃなくって、最近の出来事とか、「情熱大陸」のこととか、まぁ、そんなあちこち寄り道をして(今日は「en-taxi」のネタリサーチはしない!とのこと)、さて何を?と思ったら、これまた意外なネタで「長短」。当然、短さんはバッチリ。
で、仲入りなのかと思ったら、そのまま2席目に。前に聞いたことのある「鮫講釈」。相変わらず名調子。
終わって、ロビーに出たら、木村万里さんが! お知り合いの方が、万里さんに声をかけていらしたので、ご挨拶だけして、失礼する。と。外に出たところで、万里さんから声をかけていただき、昨日の三鷹喬太郎師匠の高座のこととか、一昨日の花形演芸会SPのことなどを伺いながら、駅へ。ここで、帯の間にはさんでおいたはずのSUICAが見つからない! ウロウロして万里さんを足止めするのも申し訳ないので、万里さんに「切符を買わなくちゃいけないので、ここで失礼します」とご挨拶。結局、もう一度帯の間をよーくみたら、SUICA発見!なーんだ・・・。

『深川黄表紙掛取り帖』

山本一力さんの作品も、実は、なぜか読んだことがなかった。時代モノ好きなのにねぇ・・・。

深川黄表紙掛取り帖 (講談社文庫)

深川黄表紙掛取り帖 (講談社文庫)

『女形の運命』

先月の宿題をすませるため、今月の最初の1冊は、岩波現代文庫に。しかし、渡辺保さんの文章って、なかなかスンナリ読めないなぁ・・・。アカデミックな文章、最近読んでないせいかしら(汗)。

女形の運命 (岩波現代文庫)

女形の運命 (岩波現代文庫)