幻の古書目録

雑誌「sumus」のサイトにある<A HREF=http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/5180>古書部すむーす</A>で本を購入したら、おまけとして「古本共和国」が同封されてきた。
郵送で入手できると聞いていたので、申し込もうと思っていた矢先にいただいてしまったのも、何かのご縁かもしれない。(ちなみに入手に関しては、 <A HREF=http://www.w-furuhon.net>こちらのHP</A>に載っている)
これは、早稲田青空古本市の開催に合わせて作られた”幻”と”本物”の古書目録。「sumus」の同人の方々が”幻”の古書店主となり目録を作っておられる。

林哲夫さんの「カバン堂」、岡崎武志さんの「古書トキワ荘」や、最近は明治の絵葉書収集に凝っておられる生田誠さんの「古書ホンノオマケ」、南陀楼綾繁さんの「スクラップショップ 票面帖力」といった、それぞれの店主の方の個性あふれる店の目録が並んでいる。
これら、幻の古書店の主のみなさんは、それぞれに古本道若葉マークのわたしなどでも、そのお名前は存じ上げている方々だ。それだけに、”幻”であることを忘れて、みなさんの蔵書を出品されるのかと勘違いしてしまいそうになる。
だが表紙に「こちらに掲載の古書目録は『幻』につき注文できません。ご注文は反対側の表紙からの古書目録にて」というただし書きがあり、反対側の表紙をめくっていくと、確かに実在の古書店目録が掲載されている。早稲田以外の古書店からも出品があるようだ。
早稲田青空古本祭は10月1日〜6日まで行われるので、1日に仕事の都合が付けば、坪内さんのトークセッションに行く前にでも寄りたいと思っているが、どうなることやら。

sumus」といえば、同人のみなさんが選んだ本によるフェアが、10月にはリブロの池袋店と外苑店で行われるそうだ。そちらは、南陀楼綾繁さん編集になる無料のパンフがあるということで、楽しみにしている(この件も、「sumus」のHPに載っているので詳しくはそちらで)。
こちらは”幻”の目録ではなくて、実際に購入できる本が店頭に並ぶので、間違いなく積ん読本がまた増えることになるだろう。