さて、何から読もうかな?

今日は、本棚の整理で一日終わってしまった。
読み終えて、とってあった本、いつか読むだろうととってあった積ん読本などを、処分するため段ボールに入れながら、本の並べ替えもした。
それで、持っている本が全部棚に収まると思っていたら、並べ方を変えたせいか、またまたはみ出した本が出てしまった。
そこで、この際、棚からはみ出した本も処分してしまおうかとも思ったのだが、ちょっと未練が残る本ばかりなので、今回ははみ出したままでいいことにしようと思う。

本というのは、もちろん買う時は読みたいと思うから買うのだが、買ったことでとりあえず満足してしまうものも少なくない。手もとにあるという安心感が、第一次の欲求を満足させてしまうのだ。
次に読む本を決める時、いろいろなタイプの本を持っていると、その時の気分にあった本が見つけやすいというメリットがある(ということにしておこう)。ただし、その本がどこにあるのかを探すという問題があることも否めない。そこで、たまに本の並びを変えて、「あ、あなた。こんなところにいたのね」と、発掘する本が出てくる。
今日のそういう意味での収穫は、久世光彦さんの『一九三四年冬ー乱歩』、桐野夏生さんの『ファイアボール・ブルース』、小林信彦さんのいろいろなどだろう。
先日から読みたくて探していたり、持っていないと思って、買わなければと思っていた本が出てくると、うれしくなる。
と、同時にまだ買っていなかった場合、得した気分にもなれる(ダブリを発見してがっかりすることも間々あるのだが)。

さて、発掘した本のどれから読もうかな?