「芸事はなんでも、『難しくてもやるんだ』」

5日付けの朝日新聞夕刊の「風韻」という欄に、師匠の師匠、柳家紫朝師匠のインタビュー記事が掲載された。記事自体は「なんだかなぁ」という気がしなくもない内容だったし、写真も「芸人さんの写真なんだから、もっといい写真が撮れなかったの?」と突っ込みたくなるところ。
せっかくの、最後の方のパラグラフにあった紫朝師匠のお話

三味線も新内も、一番大事なのは「腹」です。芸事はなんでも、「難しくてもやるんだ」という了見が大事。あたしも今でも年中カベにぶつかって、「何でこんなにセコなんだ」って思う事がある。でもそこで諦めちゃダメなんだ。

の意味は、多分、普通の読者にはわかってもらえないんだろうなぁと思うと、残念。
紫朝師匠がどんなにスゴい芸人さんなのか、ということを知らない人には、通じないですよ、この言葉の重み。
なんて、わたくし如きが書く事自体、失礼な話なんですが・・・。
誰か、邦楽や演芸が好きな人に、紫朝師匠のちゃんとした聞き書きをまとめて欲しいなぁ・・・。