虫干し

23日から、銕仙会で虫干しが行われています。年に一度、お蔵に保管されているお装束や小道具などを出して、風にあて、傷んだものは補修するのだそうです。
銕仙会は非公開なのですが(お家によっては公開されているところもあるらしいです)、短期能楽教室の柴田先生から「見にきてもいいよ〜」とお許しをいただいたので、本日の午後、お邪魔させていただきました。
今日は、長絹や狩衣がメインだそうで、お舞台に渡されたロープに、ずらっとそれらのお装束が掛けられているところは、壮観でした。
同期の女子が、楽屋の方で、繕いのお手伝いをしているとのことで、先生から
「様子を見て、手伝えそうだったら、手伝って行ってね」
と。半襟附けぐらいしかできないので、果たしてお手伝いできることなんて、あるかしら?と思ったのですが、比較的簡単に補修できるものを見繕っていただき、ちょっとだけ、お手伝い。
長絹の袖の肩山が擦れて裂けてしまったものに、裏からオーガンジーを当てて、裂けたところをすくい縫いで止めて行くという作業をさせていただきました。途中で先生が「大丈夫?」と様子を見にいらっしゃいました(^_^;)
一応作業を終えたところで、銕之丞先生の妹さんに「こんな風にやってみましたが、よろしいですか?」と見て頂き、OKがいただけました。先生から「お弟子さんです」とご紹介していただいちゃったので、なんとか出来上がって、よかったです・・・。