「京鹿子娘道成寺」@歌舞伎座幕見

やっと、三津五郎さまの「娘道成寺」を幕見で拝見。道行は、常磐津だと長いのねぇ・・・。乱拍子はウーン・・・。今回は、坂東流に伝わっている振りで踊られるとのことで「あれ、ここってこうだっけ?」というところがいくつか。クドキの「恨み恨みて」の前までは、さすが三津五郎さまだわ!という感じ(梅さんで振出し傘がうまく出ないアクシデントがあり、この件りはちょっと・・・だったが)。問題は、「かこち泣き」から。手拭をひらひらさせるところが決まらず、続く鞨鼓も不調。鈴太鼓は前半は持ち直したけれど、後半がやっぱり不調・・・。鞨鼓から先は、残念ながら中村屋の方が、わたしは好きだなぁ・・・ってか、悔しいけど負けた!と思ってしまったよ。
やっぱり「娘道成寺」って難しい踊りなんだなぁと、改めて思った。保さんがいつ見るのか、どんな批評を書かれるのか、非常に興味があるけど、ちょっと怖いというのもある。ただ、三津五郎さまのことだから、だんだんいろんな部分がクリアできて、進化していくのではないかと思う(思いたい?)。