代休をとって、午後、お囃子の稽古にうかがい、その足で国立劇場文楽を見にいった。
師匠と会うのは、1か月半ぶりぐらい? その間、師匠はアメリカ公演→名古屋と金沢の公演で、その間にも東京であれやこれや、というスケジュールだったそうだ。
「安宅の松」の復習をして(一調のところでは、なんといきなりお三味線を弾いてくださって、かえって緊張したりした)から、先に進んだ。気がつけば、段切にたどりついていて、びっくり。まぁ、1月は京都でお仕事ということで、次のお稽古までまた1か月半ぐらい空いてしまうので、というおつもりなのだろうが・・・。
「連獅子」の代演の方のはご覧になったの?と聞かれたので「はい、わたしはああいう演奏、いいな、と思ってうかがいました」と。
あれやこれや、いろいろとお話を伺って、お稽古場を辞去したら、2時間近く経っていた(汗)。
それから国立劇場へ行き、文楽公演を。前半と後半でお役の交代があり、前半担当の方たちは今日が最後なためか、記録録画・録音が入っていた。
「本朝廿四孝」のタイトルと、普段よく芝居でも見る場面では「なんでこの話が廿四孝なの?と思っていたのだけれど、三段目を初めて見てやっと題名の意味がわかった。文楽ではたまには出るのかもしれないけれど、歌舞伎で近年かかった記憶がない。
呂勢大夫さん・燕三さん、文字久大夫さん・錦糸さんがよかった。今回、義太夫を聴くことに主眼をおいてしまったので、大半の時間、床と床本を見ていた。
それでも、それぞれの役が登場すると、一応、頭の名前をチェックしてオペラグラスで見たりはしていた。
後半戦も見に行くが、この辺の大夫さんたちは通しでお役がついていらっしゃるので、次回もじっくり聴きたい。
帰りにふと表参道の通りをみたら、イルミネーションが綺麗だったので、写真を撮った。

本朝廿四孝 (岩波文庫 黄 278-1)

本朝廿四孝 (岩波文庫 黄 278-1)