辰之助さんの思い出に、涙。

5時過ぎに起床。窓の外ではツクツクボウシの合唱が始まっている。洗濯しても大丈夫なのか、悩ましい空模様だ。
今日は、ピーターラビットの誕生日だそうな。
ネットをうろうろしているうちに、横揺れが来た。しかもちょっと長め。たぶん震度2くらいかな、うちは。反射的にテレビをつけるも、なかなか速報が出ない。埼玉南部が震源だった模様。
日録を更新して、ネットをウロウロし続けていたら、あっという間に8時半。ミンミン蝉が鳴き出して、湿度が上昇してきた。蒸し暑さが強調される。
朝食の後、またもMacBookの前に座り込んでしまい、よろしくない休日パターンにはまりこんでしまう。
HDDレコーダーの容量がそろそろ怪しいのを思い出して、内容チェックすると、衛生劇場の歌舞伎の録画を、かなり失敗していたことが判明。地上波やBSのつもりで毎週予約を選択してしまった期間があって、その間、2時間幅で録画した曜日はまぁ、タイトルが変わらないという問題はあるものの、内容的には録れているから救いがあった。しかし、最初に予約をした日の予約時間が2つに別れていた場合、その曜日はずっとそのパターンで予約が実行されるため、番組途中で切れているor最初が欠けている、という大問題に今頃気づいた、という訳。マメに録画チェックをしていなかった報いですな。三津五郎さまとみっくんの「連獅子」なんかは、電波状況が悪い日だったようで(我が家の電波状況がもともとあまり万全とはいえない)、結局、録れてないし…(号泣)。ということで、Blu-rayに落とす以前に消去を選択せざるを得ない分が大量に発生してしまった。
薬を飲むために、2時前にクラッカーとヨーグルトで昼食もどきを摂り、午後は読書タイム。のはずが、お昼寝タイムに…。2時間ほどで帰還して、『芸と人』の続き。
「夕焼け小焼け」が聞こえてきたので、買い出しにスーパーへ。今日も鮮魚売り場では「3パック980円セール」開催中。昨日よりは高級魚が多いのか、1パック一切れの真鯛とかもあったが、いずれにしても3パックは多すぎ。おつとめ品のコーナーにカマに近い部分の塩鮭1切れ150円があったので、それに決定。そういえば、ついにお米コーナーから2kg入りの無洗米が消えた。というか、5kg入りも無洗米はなかった。金曜日に1袋だけ確保しておいてよかった…。品薄になるに従って、2kg入りがどんどんなくなる模様。そういえば、震災後のお米売り切れてた後も、5kgばかりが並んで、しばらく2kg入りは並ばなかったのを思い出した。レジを済ませて外に出ると、雨が降った跡が。今日はいいだろうと、傘を持たずに出てきたので、ラッキー。
帰宅途中に、チェーンのカフェで一休みして、『あばらかべっそん』の続き。先代の文楽師匠が照れながらモテてモテてという話をするのが、微笑ましい。ご婦人を引きつけるアウラがたくさんおありだったんだろう。
帰宅して、久々に土鍋でごはんを炊く。うーん、無洗米だから水を多めにしているのだけれど、やっぱりまだ水が足りないのか? ジャガイモと白菜のおみおつけに、鮭のシンプルな夕食に、小さめのりんご1/2個。NHKスペシャルを見ながら後片付け。NHKの解説委員だった藤田さん、脳梗塞で倒れられたのか。どうりで最近、お姿を見なかった訳だ。今は退職されているらしい。新たなリハビリにより、これまで回復が半年くらいで止まってしまっていた人でも、日常生活をある程度自力でおくれるようになることができる、というリポート。結局最後は「ほめる」なんだね。
『芸と人』を読み継いで、読了。辰之助さんの回は、やっぱり涙なしでは読めない。当時、歌舞伎から離れていたけれど、週刊誌ネタになったような話はまぁ知っているわけで、なんとなくご自分で結末がわかっていて、突っ走っちゃったのかな?と漠然と感じていたのだけれど…。
全体としては、国立劇場にゆかりのある、物故者10人の方々の思い出、ということもあってか、淡白な感じを受けた。それでも勘弥さん、九代目三津五郎さん、延若さん、といった方たちは、評伝があっても読んでいなかったりするので、人となりについて「へぇ〜」と思うところも少なからずあるのだが。
それにしても、開場して20年ぐらいの国立劇場では、意欲的な公演が企画・上演されていたんだなぁ。小劇場歌舞伎なんかは、ぜひ、復活していただきたいものだ。ま、大人の事情というのがあるのも、わからなくはないのだけれど。

芸と人―戦後歌舞伎の名優たち

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