月に一度の談春独演会。成城ホールっていうのが、ちょっとめんどくさいなという場所ではある。
前座さんの「転失気」につづいて、談春さん登場。最近の話題ということで、オウムのことやら中車襲名のこと、そこから勘三郎さんの話になり…「忠臣蔵」四段目の途中(判官が担ぎ出された後、らしい)で、勘三郎さんが楽屋で待ってるからって、むりやり客席を出たって、大胆だなぁw。
で、なんの役のことだったか忘れたけど、談志師匠が「誰にもわからねぇだろう」と思ってやっていた芝居に「うまい!」と声をかけてくれたという話に。あー、これわたしも知ってるけど、なんのお役だったかなぁ…気になる…と思い、帰宅して早速調べたら、六段目の勘平だった。そうか、忠臣蔵までは合ってたんだな。
で、花火を褒めるのには長い息が必要という話になって、あれ?たが屋?と思ったら、「たが屋」だった。が。なんかいつも聞くのとちょっと行き方が違うなぁと思わされるところがポチポチと。なんと首を飛ばすのはたが屋さんの方だった。「お侍さんが勝つのが、もともとの話だったんだそうですな」とのこと。へぇ〜。
休憩をはさんで、二席目。あれ、このフリはもしかして?と思ったら、やはりの「文違い」。談春さんの「文違い」やっぱり好きだわぁ〜。お杉さんの営業トークと、惚れた男とのやり取り、自分がはめられたとわかった後の八つ当たりっぷり、わかるなぁ…。そして、こんなに大声で喧嘩して、お金をとられた話もしているのに相変わらず向かいの部屋で「オレがお杉のイロだ」と信じてる角蔵さんw。今日は「意外にこの話、嫌いっていう人がいる」ということで、その後の三人は「きっとこうなる」と解説?のおまけ。
さらに、お友達の川上くんwを呼び込んで、今の・これからの落語界?についてのトークも。
ちなみに、六段目の話は

勘三郎、荒ぶる (幻冬舎文庫)

勘三郎、荒ぶる (幻冬舎文庫)

こちらに(他にもあった気もするけど、ぱっと出てきたのがこれだった)。