つっこみに気付くのが遅いぞ<自分

えー、この日記につっこみを入れていただく機会が少ないので、つい見逃してしまうことが少なくなく、せっかく入れてくださった方に失礼申し上げている場合もあるようで、すみません。
以後、気をつけますので、どんどん突っ込んでやってくださいませ。

タイガースにあやかって

大阪・船場の居内商店さんでは、絶好調のタイガースにあやかって、虎柄のきものや帯などが。オンラインショップでも見られます。さすが!大阪商人。笑えるのが、タイガース帯。おまけで六甲おろしの歌詞が入ったテーブルセンターがつくというやつ。でも7万7千円は、わたしには無理。

いつもの本屋にて

麻生芳伸編『落語特選 下』(ちくま文庫*1
美濃部美津子『三人噺 志ん生・馬生・志ん朝』(扶桑社)
赤井参尋『翳りゆく夏』(講談社
ちょっと、仕事上でいらつくことがあり、気分転換にふらっと外へ出る。せっかくだから、このところ寄っていなかったいつもの本屋さんへ。
ところが、レジに店長さんがいらっしゃって、お会計をしていたら「実は、この店、9月いっぱいで閉めることになったんです。あとはカフェになるそうです」と言われてしまった。ガーン!! この町の数少ないまっとうな本屋がなくなってしまうなんて・・・。前々からそういう話は出ていたそうなのだが、ついに本決まりになってしまったそうだ。これからのわたしの”いつもの本屋”は、どこになるのか? あー、大ショック。

「星野屋」の一中節

談春さんの独演会でうかがった「星野屋」に、一中節の「紙治」が出てくる。思わず「おー、なつかしい」と思ったのだが、ちくま文庫の『落語特選 下』で「星野屋」を読んでいたら、この件は、こんな風に書かれていた。

上手のほうを見ると、屋根船が一艘、すーゥー・・・・・・
「一中節の『紙治』だねェ・・・・・・~\さりとは狭いご了見・・・・・・死んで花が咲くかいな。楽しむも恋、苦しむも恋。恋という字に二つはない・・・・・・まったくだね、死んで花が咲くものか。ああァ・・・・・・(橋の下を見ながら)旦那ァ、あたし、おっかさんがいますからね。あの・・・・・・死ぬの止しますから、あの、失礼します」
麻生芳伸『落語特選 下』(ちくま文庫) P.40

この件をよんでいたら「しばらく、古曲も聴いていないなあ」なんて、思ってしまう。
ちなみに、藤原さんの日記によると、この「星野屋」という噺は、演者によって、心中を持ちかける理由が違うのだそうだが、『落語特選 下』に収録されているのは、談春さんのとはちょっと違う展開。

9月最初の週末も充実!

京都に行った時に、すっかり面倒をみてもらってしまった友人が、9月の最初の週末に、東京に来ることが決定。普段は、MLや個人的なメールなどで、簡単に用件のみ、ということが多いので、半年ぶりで会えるのが、嬉しい。風邪ひかないようにね!

「不動坊」

ポプラビーチ」の親方日記によれば、先週の春風亭昇太さんの会でも、最後が「不動坊」だったそうな。しかも、サゲを忘れてしまったらしい、昇太さん。そんなことって、あるんだねえ。
他に不思議と、シンクロするネタ(映画「ヒーロー」を見たいなと思っていたら、親方はすでに御覧になっていた、など)があり、付かず離れずの微妙な波長の合い方が、やはり、親方の日記の好きなところかも、と思うのであった。

時すでに遅し

仕事の途中で、気分転換に、いつもの本屋を見回る。
新刊文芸書、人文書などの平台と棚をチェックした後、芸能関係の棚へ移動。中野翠さんが「必読書!」として「日経ウーマン」で挙げていらした美濃部美津子『三人噺』(扶桑社)を、やっと購入。これは、前からずーっと読もうと思いつつ、なぜかきっかけがなくて、買えなかった本。
志ん生師匠のお嬢さんということは、志ん朝師匠と馬生師匠のご兄弟である著者による、三人の噺家についての思い出が綴られたエッセイ。
続いて、文芸書の棚から、今年度の江戸川乱歩賞受賞作である、赤井三尋『翳りゆく夏』(講談社)を。最近は、推理小説とかエンタテインメントは、単行本では滅多に買わないのだけれど、これは、わが落語の師と仰ぐ藤原龍一郎さんのお知り合いの方の著書。藤原さんの日記で、面白そう!と思っていた作品。
そして、落語の復習用に麻生芳伸編『落語特選 下』(ちくま文庫)。週末の「談春三昧」でうかがった噺がいくつか収録されていたので、とりあえず下巻を購入。でも、上巻のラインナップを見ると、やっぱり上巻も買わなければ!だった。

レジでお会計をしていると、店長さんが「実は、9月いっぱいで閉店することになりました」と衝撃の告白。思わず「嘘でしょー、担がないで下さいよ」と言ってしまったら、店長さんが「僕も、嘘でしょー、という気分です」とおっしゃる。「跡はカフェになるそうです」という店長さんの言葉に「カフェはもう一杯あるから、いらないのにね」と言ってみたものの、そこまで具体的になっているということは、やっぱりこの本屋さんは、無くなってしまうんだ・・・。
やっと見つけたお気に入りの本屋さんなのに、なんてこった! これからのわたしの”いつもの本屋”は、どこ?!
東京ランダムウォークはできたけれど、ここがあってこそのランダムウォークっていう感じで、ちょうどいいバランスだったのに・・・。
「BRURUS」に載ったくらいじゃ、ダメなのね。
京都の友人の「とにかく、どんな本でもそこで注文を出してでも買わないと!」という言葉を、思い出すが、時すでに遅し。

集中力のなさ、物覚えの悪さ

天気のせいか、どうも仕事にも身が入らず、早々に職場を後にする。
お盆に休んでいた、いつもの珈琲店に寄って、久々のマスターの珈琲を楽しみつつ、高田文夫さんの『毎日が大衆芸能』(中公文庫)の続き。

このところ、地下鉄の中では、談春さんの「厩火事」と「白井権八」を聞いているので、本がぜんぜん読めないので、この珈琲店での小一時間は、貴重な読書タイムなのだ。
「一人暮らしなんだから、何も帰りにわざわざ寄り道してまで、本を読まなくても家でいくらでも読めるでしょう」と先日、職場のえらい人に言われた。「家に帰ると、それなりに食事のしたくをして、食べて、後片付けをして、などとやることもあり、なかなか落ち着いて本を読むことができないんですよね」と言うと「なるほどね、まあ、やることはそれなりにあるわなあ」と納得していただけた模様。

いつもより1時間ほど早く家にたどり着き、一連のやることを終えて、昨日・おとといの落語の復習のため、矢野誠一さんの本やら、安藤鶴夫さんの本などで、聞いた噺を目次で探して、拾い読み。すると、自分の集中力のなさ、物覚えの悪さなどに気づかされる。

まず、登場人物の名前を覚えていない、結構肝心なところのセリフもあやふや、などなど、あいまいなところがたくさん出てくる。
これは、歌舞伎を見た後や、本を読んだ後にもよくあることなのだけれど「脳みそが腐ってるんじゃないの?」と自分で自分に突っ込みを入れたくなる。
その時に感じた、自分の感情は残っているのに、具体的な言葉が残っていないのは、なぜなんだろう?
といって、見たり聞いたり読んだりしながら、メモを取るというのも、なんだか好きになれない。
「まあ、プロの評論家や物書きになろうというわけでもないから、いいか」と、半ばあきらめている今日この頃なのだった。

集中力のなさ、物覚えの悪さ

天気のせいか、どうも仕事にも身が入らず、早々に職場を後にする。
お盆に休んでいた、いつもの珈琲店に寄って、久々のマスターの珈琲を楽しみつつ、高田文夫さんの『毎日が大衆芸能』(中公文庫)の続き。

このところ、地下鉄の中では、談春さんの「厩火事」と「白井権八」を聞いているので、本がぜんぜん読めないので、この珈琲店での小一時間は、貴重な読書タイムなのだ。
「一人暮らしなんだから、何も帰りにわざわざ寄り道してまで、本を読まなくても家でいくらでも読めるでしょう」と先日、職場のえらい人に言われた。「家に帰ると、それなりに食事のしたくをして、食べて、後片付けをして、などとやることもあり、なかなか落ち着いて本を読むことができないんですよね」と言うと「なるほどね、まあ、やることはそれなりにあるわなあ」と納得していただけた模様。

いつもより1時間ほど早く家にたどり着き、一連のやることを終えて、昨日・おとといの落語の復習のため、矢野誠一さんの本やら、安藤鶴夫さんの本などで、聞いた噺を目次で探して、拾い読み。すると、自分の集中力のなさ、物覚えの悪さなどに気づかされる。

まず、登場人物の名前を覚えていない、結構肝心なところのセリフもあやふや、などなど、あいまいなところがたくさん出てくる。
これは、歌舞伎を見た後や、本を読んだ後にもよくあることなのだけれど「脳みそが腐ってるんじゃないの?」と自分で自分に突っ込みを入れたくなる。
その時に感じた、自分の感情は残っているのに、具体的な言葉が残っていないのは、なぜなんだろう?
といって、見たり聞いたり読んだりしながら、メモを取るというのも、なんだか好きになれない。
「まあ、プロの評論家や物書きになろうというわけでもないから、いいか」と、半ばあきらめている今日この頃なのだった。

時すでに遅し

仕事の途中で、気分転換に、いつもの本屋を見回る。
新刊文芸書、人文書などの平台と棚をチェックした後、芸能関係の棚へ移動。中野翠さんが「必読書!」として「日経ウーマン」で挙げていらした美濃部美津子『三人噺』(扶桑社)を、やっと購入。これは、前からずーっと読もうと思いつつ、なぜかきっかけがなくて、買えなかった本。
志ん生師匠のお嬢さんということは、志ん朝師匠と馬生師匠のご兄弟である著者による、三人の噺家についての思い出が綴られたエッセイ。
続いて、文芸書の棚から、今年度の江戸川乱歩賞受賞作である、赤井三尋『翳りゆく夏』(講談社)を。最近は、推理小説とかエンタテインメントは、単行本では滅多に買わないのだけれど、これは、わが落語の師と仰ぐ藤原龍一郎さんのお知り合いの方の著書。藤原さんの日記で、面白そう!と思っていた作品。
そして、落語の復習用に麻生芳伸編『落語特選 下』(ちくま文庫)。週末の「談春三昧」でうかがった噺がいくつか収録されていたので、とりあえず下巻を購入。でも、上巻のラインナップを見ると、やっぱり上巻も買わなければ!だった。

レジでお会計をしていると、店長さんが「実は、9月いっぱいで閉店することになりました」と衝撃の告白。思わず「嘘でしょー、担がないで下さいよ」と言ってしまったら、店長さんが「僕も、嘘でしょー、という気分です」とおっしゃる。「跡はカフェになるそうです」という店長さんの言葉に「カフェはもう一杯あるから、いらないのにね」と言ってみたものの、そこまで具体的になっているということは、やっぱりこの本屋さんは、無くなってしまうんだ・・・。
やっと見つけたお気に入りの本屋さんなのに、なんてこった! これからのわたしの”いつもの本屋”は、どこ?!
東京ランダムウォークはできたけれど、ここがあってこそのランダムウォークっていう感じで、ちょうどいいバランスだったのに・・・。
「BRURUS」に載ったくらいじゃ、ダメなのね。
京都の友人の「とにかく、どんな本でもそこで注文を出してでも買わないと!」という言葉を、思い出すが、時すでに遅し。