“食欲の秋“に池波正太郎再読か?

今日は、陽気が半月先まで早送りされたかというような、寒さだった。
特に、よる9時半頃帰宅したのだが、その頃はシャツの上にツイードのジャケットを来ていたのだが、それでも寒くて、コートを着ている人とすれ違うと、うらやましく感じた。
夕食は迷うことなく”湯豆腐”に決定。お豆腐と小松菜を買って、鱈があったらそれもと思い、魚の売り場を見ると鱈はなかったかわりに、いわしのつみれがあったので、それを入れることにした。

池波正太郎先生のお気に入り料理に、「小鍋だて」というのがあって、文字通り”小さな鍋物”なのだが、季節の素材をシンプルに食べるというのが、わたしなどの食生活にも合っていて、一人用の土鍋で冷蔵庫のありものをあさっては、よく食べる。
池波先生の「小鍋だて」は、藤枝梅安鬼平などにも登場していて、こうした手軽にできそうな食べ物の記述を読んでいると、それを再現してみたくなる。
また、『池波正太郎の銀座日記』に代表されるように、池波先生ご本人の食生活の描写も、食欲をそそることでは、“食欲の秋”にはピッタリの本だ。

ここしばらく、池波先生の本から離れていたが、また、少しずつ読み返したいなと思う、今日この頃だ。