つばな連

明日から、改修工事が始まるという末広亭。”つ花連”という雑俳の同好の方々が毎年、8月の31日に余一会として続けていらっしゃるとか。
”つばなれ”という楽屋用語からつけた名前だそうで、要するに、お客が10人以上いると「つばなれました」と言うのだそうだ(一つ、二つ・・・九つ、十でつが離れるから)。で、メンバーが13人いるので、「つ花連」という名前にしたと、大喜利の時に説明があった。
リレー落語ということで、一つの噺を二人または三人の噺家さんが交替で演じる。演し物は、古典の有名なものが並ぶ。
お目当ての雲助さんは、馬生さんと一緒に「三軒長屋」の後半。登場人物の名前が馬生さんと雲助さんでは違うらしく、馬生さんがまず名前を楽屋に向って確認。雲助さんも確認していらしたのは、ご愛嬌。
落語の他に馬生さんの踊りや、小里んさんのお相撲さんの形態模写(なんと、下帯ひとつで登場!)、雑俳大喜利などの趣向も。
一朝さんと雲助さん以外は、はじめて生の高座を聞いた方ばかり。
ウーン、お遊び気分もだいぶ漂っていたので、馬生さんや扇遊さんなどは、改めて聞いてみたいなと思った。