持ち歩き&家読み

持ち歩き本は、相変わらず高田文夫さんの『笑うふたり』*1。買い物帰りにいつもの珈琲屋に寄って、小1時間読書タイム。谷啓さんはわたしも大好きな人なので、ワクワクと読んだ。イッセー尾形さんとの対談は、禅問答みたいで、おかしい。イッセーさんの舞台は、生で見てみたいと思いつつ、チケットが取れず、未だ果たせていないが、ますます見たくなる。萩本欽一さんとの対談では、奇しくも視聴率についての話題が出てきて「なるほど」と膝を打つ。
鹿島さんの本を読了したので、次は何にしようかと思って棚をながめ、購入書リストを見ていると、ふっと気になったのが、武田百合子さんの『富士日記』(中央公論社)。神保町の古本屋さんのガレージセールで2冊だか3冊500円で単行本の上下巻を買ったのだった。いつぞやの「考える人」連載で、坪内さんが武田さんを取り上げていたっけ、と思い出して読み始める。
本当に日々の出来事を淡々と記した日記なのだけれど、なんとも言えない味わいがある。

*1:『笑うふたり』ISBN:4122038928