2003-10-29から1日間の記事一覧
矢野誠一さんの本は、落語に興味を持つ以前から、何冊か持っていた。しかし、拾い読みすることが多く、なかなか通読するには至っていない。ひとつには、手持ちの本が、落語の演目についてのものばかりで、落語を聞くようになってからは、敢えて予習しないこ…
渥美さんの没後、美談として語られてきたエピソードに対して、わたしなどは無邪気に無批判に受け入れてしまっていた部分があるのだが、矢野さんは鋭い洞察力で、それに異を唱えている。少し長いが、そのまま引用する。<b>役者渥美清は、いうところの売りこみ下</b>…
後書で、矢野さんはこの原稿を依頼され、引き受けるに至った経緯を記す中で、それまで渥美清という役者に対して抱いていたイメージを、正直に吐露された。<b>私は渥美清という役者が、どうしても好きになれないのだ。好きでないひとのことを書くのは私の本意で</b>…
先日、立川談春さんの独演会に行った帰りに、銀座まで歩いて、教文館書店に寄った。銀座のど真ん中で夜10時まで営業している本屋さんがあるというのは、なんだかいいではないか。教文館の2階に上がると、まず入り口のところにある歌舞伎コーナーをチェックし…
小沢昭一さんは、子供の頃から落語や大道芸、物売りといった人々に親しみ、関心をもっていたそうだ。『むかし噺うきよ噺』では、そうした子供の頃の思い出が存分に語られている。鋳掛屋、定斎屋、ヤマガラの芸といった今はほとんど見ることもなくなった商売…
小沢昭一さんは、子供の頃から落語や大道芸、物売りといった人々に親しみ、関心をもっていたそうだ。『むかし噺うきよ噺』では、そうした子供の頃の思い出が存分に語られている。鋳掛屋、定斎屋、ヤマガラの芸といった今はほとんど見ることもなくなった商売…
先日、立川談春さんの独演会に行った帰りに、銀座まで歩いて、教文館書店に寄った。銀座のど真ん中で夜10時まで営業している本屋さんがあるというのは、なんだかいいではないか。教文館の2階に上がると、まず入り口のところにある歌舞伎コーナーをチェックし…
後書で、矢野さんはこの原稿を依頼され、引き受けるに至った経緯を記す中で、それまで渥美清という役者に対して抱いていたイメージを、正直に吐露された。<b>私は渥美清という役者が、どうしても好きになれないのだ。好きでないひとのことを書くのは私の本意で</b>…
渥美さんの没後、美談として語られてきたエピソードに対して、わたしなどは無邪気に無批判に受け入れてしまっていた部分があるのだが、矢野さんは鋭い洞察力で、それに異を唱えている。少し長いが、そのまま引用する。<b>役者渥美清は、いうところの売りこみ下</b>…
矢野誠一さんの本は、落語に興味を持つ以前から、何冊か持っていた。しかし、拾い読みすることが多く、なかなか通読するには至っていない。ひとつには、手持ちの本が、落語の演目についてのものばかりで、落語を聞くようになってからは、敢えて予習しないこ…
待ち時間があったので、ついつい灯台下暗し書店に行ってしまい、また、本を買ってしまった。今月はやっぱり買いすぎ。 だけど、高田文夫さんとの対談が面白くて、伊東四朗さんの『この顔でよかった!』(集英社be文庫)*1がやっぱり読みたくなったのだ。出た…
仕事で、人の作業を待たなければならなくなったので、その間に勢いづいて「積ん読日記」に矢野誠一さんの『芸人という生き方 渥美清のことなど』(文春文庫)*1も書きました。 後で、若干手を入れるかもしれませんが・・・。 *1:『芸人という生き方』ISBN:41…
このところ、すっかり週イチペースになってしまっていますが、小沢昭一さんの『むかし噺うきよ噺』(新潮文庫)*1について「積ん読日記」を更新しました。 →「積ん読日記」 *1:『むかし噺うきよ噺』ISBN:4101313148
矢野さんの『芸人という生き方』で高田さんの『江戸前で笑いたい』のことが取り上げられていて、そうだ!と思い立ち、高田さんの中公文庫三部作(って、勝手に決めてるだけだけど)の残りを読もうということで。 高田文夫『笑うふたり』(中公文庫)*1 高田…
仕事場まん前のパスタ屋で日替わりランチ。ほうれん草とチョリソのトマトソース。チョリソの割にはぜんぜん辛く無いぞ!
今日の予想最高気温は25度と、めざまし天気のお嬢さんは言っている。でも、夜は寒くなるとのことで、一体、何を着りゃあいいのか? もちろん、洗濯機廻してます。久々の晴天ですから。って、3日ぶりか。