お稽古

さらい過ぎはダメだよ!と、師匠のお言葉。わかっているんだけど、自分がどんどん下手になっている気がして、ついつい、ムキになってさらってしまう。でも、ムキになってさらっても、ダメなんですよね、これが。
まだまだ、基本を忘れないよう、キチンと弾くこと、三味線のどこに唄が入るのか(当たる場所、とでも言えばいいのだろうか?)、を覚えることに集中しないと。
二上りの「からかさ」、本調子の「お伊勢まいり」をみていただいた後、三下りの「並木駒形」。師匠について弾こうとするのだけれど、調子が変わったせいか、出す音と勘所の関係が変わってしまって、なかなかついて行けない。二上りから本調子に変わる分には、あまり感じない違和感が、なぜか三下りには、あるようで。そういえば、長唄の三味線を習っていたときも、三下りには、最初のうち、苦戦したかも・・・。前弾きの手は、「吉原雀」にも出て来る、しょっ中聞いている手なのに、全然、自分の左手が動かなかった。
自分の頭の中では、洋楽より邦楽の方がシックリ来る気がしているんだけど、体はまだまだ、洋楽に慣れているようだ。5歳から20年近く、一応、勉強したわけだから、そりゃそうか・・・。
どうせなら、6歳の6月6日から、三味線のお稽古すればよかった(って、ピアノを習いたいと言ったのは、他ならぬ自分なんだけど・・・)。