面白かった!

昨夜の「幕末青春グラフィティ 福沢諭吉」面白かった!! サイモン&ガーファンクルの曲が、なぜかすごく合ってるんですねぇ・・・。その前の「勘九郎、自身を語る」でも、面白い話がいっぱい。あ、飛行機の音、確認するの忘れた! いいや、今夜のBSの方を録画して、あとでじっくり探してみよう(笑)。
きっと、登場人物はずいぶんデフォルメされている部分もあるんだと思うけれど、幕末の和と洋のせめぎあい、矛盾、新しい世の中を開くんだ!という心意気、そんな流れのまっただ中で青春を送った人たちの興奮、そういうパワーがウワァーっと押し寄せて来るような、エネルギッシュな作品だった。
幕府の士官に失敗した後、勘九郎さんが剣を振り下ろすシーン、アメリカに渡って永島敏行と自転車に乗って楽しそうに笑っているシーン、帰りの咸林丸の中でおのおのがお土産に持ち帰ったものを見せ合うところ、そして永島敏行が海に飛び込むところからの一連、勘九郎さんが最後に剣を置いたまま走っていくところ・・・。印象に残るシーンは、まだまだたくさんあった。でも、これって20年前にOAしたっていうのは、早すぎたのかも?
このドラマを見ていて思い出したのが、市川崑監督の「黒い十人の女」のこと。まったく違うものなのだけれど、「黒い十人の女」を初めて渋谷の映画館のリバイバル上映で見たときに「これって、早すぎたんじゃない?」と思ったもので・・・。
近年、フジテレビが市川監督自らにリメイクを撮らせてOAしたのだけれど、もはやあのオリジナルの「黒い十人の女」が持っていた、冷たくてスタイリッシュでカッコイイという味わいを出すことができていないように思えて、とても残念だった(オリジナルに匹敵するような役者がいない、という大きな問題がそもそもあるのだけれど・・・)。
そうそう、そういえばAmazonで「勘九郎函」の発売が中止になったらしい。割引販売が問題になったのでしょうか?

幕末青春グラフィティー 福澤諭吉 [VHS]

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黒い十人の女 [DVD]

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