二月中席夜の部@末広亭
- 開口一番 ごん坊「たらちね」
- 小権太「転失気」
- 小梅・小寿々 俗曲
- 燕路「狸の札」
- 馬桜「ぜんざい公社」
- マギー隆司 マジック
- 馬生「代り目」
- さん八 年金に関する漫談?
- ゆめじ・うたじ 漫才
- 正朝「看板のピン」
- さん喬「天狗裁き」
仲入り
- 三太楼「宗論」
- 遊平・かおり 漫才
- 志ん輔「野ざらし」
- 文生「人形買い」
- 和楽社中 太神楽
- 権太楼「たちきり」
小梅・小寿々姉さんが、寄席定席にデビュー!ということで、久しぶりに末広亭へ。このところ、寄席はなかなか行けない状態が続いていたので、こんなに長い時間寄席にどっぷり浸ったのは、いつ以来だろう?
姉さんたちは、落ち着いて、終止ニコニコとしていて、安心して見ていることができた。よかったよかった。今日は、まさか!の権太楼さまの「たちきれ」は聞けるは、三太楼師匠の「宗論」で大爆笑させていただくは、さん喬師匠の「天狗裁き」は聞けるは、久しぶりに、ゆめ・うたさんも聞けたし、大変充実した半日であった。
権太楼さまの「たちきり」は、研究会で初めて権太楼さまの高座をうかがって、いっぺんで大好き!になったネタ。まさか、日曜の夜とはいえ、寄席でこのネタが聞けるとは! ただ、上がられる直前に、お囃子さんに「三味線、よろしくね」とおっしゃっていらしたのと、マクラで花代について触れていらしたので、「もしかして、たちきれ?!」とは思ったのだけれど、出だしが、研究会で伺った時とは、ちょっと違っているように思ったので、やっぱり別のネタなのかなぁ?とも。なんとなく、末広亭の明るい場内で聞いていると、最初はネタに入って行けなかったのだけれど、話が進んで行くに連れて、どんどん権太楼さまの描く世界に引き込まれて、いやはや、すっかりヤラれてしまった。さすがだ!
三太楼師匠の「宗論」は、もう若旦那になると、普段と全然違う声で、それがまた非常にこの若旦那にハマっていて、唄のサービス(賛美歌が途中から・・・)もあり、ずーっと笑いっぱなしでありました。三太楼師匠、ノってます!
さん喬師匠の「天狗裁き」は、たぶん初めてじゃないかな? 寄席ではよくかけていらっしゃるネタだそうだけれど、わたしはわりと、さん喬師匠はトリの時を狙って聴きにいっていたので、今まで当たったことがなかったのかな? さん喬師匠の「天狗裁き」も、話の運びがわかっていてもやっぱり、「それで、どんな夢をみたの?」っていうところで、その表情と合わせて、おかしかった〜! ゆめじ・うたじさんも、久々に拝見したけれど、相変わらず面白かったっす。あと、和楽社中の太神楽で、ナイフのとりわけが、前と違う演出になっていて、最後は一回り大きなナイフになっていたり、楽しく拝見。そうそう、久しぶりのごん坊くんが、上手くなったなぁ・・・。
やっぱり、たまにはゆっくり寄席見物もいいなぁと思った、一夜であった。