『能の女たち』2007_044

杉本苑子さんが、能の演目に出てくる女性に注目して書いた本です。「松風」の妹に着目した章があって、ちょうど歌舞伎座で「二人塩汲」が出ていました。歌舞伎舞踊の場合、そこまで突っ込んだ視点で、松風と村雨を描いてはいないけれど、背景としてそういうことがあるんだなぁ、というのを知ることができて、よかったです。

能の女たち (文春新書)

能の女たち (文春新書)