さりげなく薀蓄が語れるようになりたいものだ

今日も快晴。洗濯・弁当完了。
外出のお供は

夜中にジャムを煮る (新潮文庫)

夜中にジャムを煮る (新潮文庫)

さりげなく薀蓄を織り込んだ平松さんの文章は、見習いたいな。薀蓄が薀蓄に見えない、というのは難しいけどね。
夜は、「鈴ヶ森」の予習する。テキストは「俎板の長兵衛」の方。この芝居、見たことあったかなぁ?「浮世柄比翼稲妻」の方は
名作歌舞伎全集〈第9巻〉鶴屋南北集 (1969年)

名作歌舞伎全集〈第9巻〉鶴屋南北集 (1969年)

に入っているようなので、これも見てみないとな…。
戸板先生の解説によると、立廻りで、権八が供養塔の裏に入っている間のつなぎは、実は、権八役者が休息をとるだけでなく、足の裏を拭くためなんだそうな。これは口伝で、座頭格の長兵衛役者に対する礼儀とある。
立廻りには7つの決まりの型があって、これは必ず入れるのだそうな。順番は、芯の役者さんの好みで変えるのかしら? 戸板先生の解説を読む限り、今月の初日に見たのとの違いは、あまりなさそうなんだけど。「浮世柄」の方も見ておこう。
夜の読書は、長らく中断していた
謡曲を読む (朝日選書)

謡曲を読む (朝日選書)

の続き。ただいま「蝉丸」のところ。これまた、へぇ〜な話がいろいろ。
ただ「へぇ〜」と思っていても、さりげなく薀蓄が語れるようにはならないので、これについても勉強しないとね…。