末廣亭八月上席夜の部

中入りの小満んさんを目標に、末廣亭へ。今日は何かなぁ?と思ったら「幽女買い」だ! 小満んさんの『てきすと その六』に入っていたネタが聞けて嬉しい。あの世の女郎買いの噺で、あの世だから遊女ならぬ「幽女」。あの世には歴代横綱も、名優も、そうそうたる噺家も揃っていて、このあいだの「白浪五人男」稲瀬川勢揃いの場では全員歴代團十郎だった、なんていう件りもあって、思わずニヤリとしてしまう噺だ。洒落た言葉遊びがたくさんあって、楽しかった。
主任の菊之丞さんは「青菜」だ。夏の寄席の定番ネタだけど、菊之丞さんで聞いたのは、初めてかもしれない。植木屋さんが家に返ってきてからのおかみさんとのやりとり、建具屋の伴公を相手にしたオウムの部分で大いに笑わせてもらった。