今日はチクチクデイ

朝、『文庫本福袋』を読む。

洗濯機を回して、マイブックを書き、Workflowyでフリーライティングする。

『紙つぶて』の続きを、メモを取りつつ読む。ツボちゃんが愛読した理由がわかる。文春文庫版を15年ぐらいまえに古書で入手しながらなかなか手がつかず、そのうち自作自注最終版が出て、それもすぐに購入したにもかかわらず積読のままにしていた。谷沢永一は『人間痛』の人というイメージが先行してなんとなく敬遠していた。しかし、『紙つぶて』の谷沢永一は、本の世界の幅広さ、奥深さ、面白さ、そして本を読むとはどういうことかを教えてくれる。もっと早く読めばよかった…。

昼ごはんを食べて、冷えとりソックスの繕いを3足分一気にする。様々な冷えとりソックスを試した末にたどり着いたcotteさんのソックスは、もう手に入らないので(このソックスを織っていた新潟のニット屋さんが廃業してしまったため)、大事にしなければ!なのだ。

天気予報では夕方から雷雨が降るかもしれないという予報だったが、確かにだんだん雲が垂れ込めてきて、いつ降ってもおかしくない空模様だが、散歩がてらたまに行くイオン系の小さなスーパーへ。今日のお供は桃月庵白酒「青菜」。植木屋のおかみさんが積極的な演出は、白酒さんならでは。白酒さんらしい毒が散りばめてあって、そこが楽しい。しかし、落語に集中しようとすると買い物がおろそかになるので、目的地に着くまでに1席聞き追われるようなルートを工夫するべきだと思った。

帰宅して『ストリートワイズ』の続き。この本は四つのパートがあるが、最初のパートは福田恆存繋がりだ。先日読んだ杉村春子の評伝にも福田は登場していたが、杉村側から見た記述なので文学座を裏切った人的な印象になるのだが、それとは違う見方をツボちゃんは示してくれている。いろんな角度から見なければわからないということを改めて。

夜ごはんの支度をしながら、ニュースチェック。今日の東京都でのcovid-19感染確認者は、58人。連休中だからだろうが、感染確認者数が乱高下している。大阪府では大阪ルールを決めて、緊急事態宣言を停止する準備をすると言っているが、PCR検査のデータがきちんと把握されているらしいので、具体的な数字を示すことができるのだという。東京都はPCR検査の数を絞っているし、データの整理も追いついていないという。感染者が一番多い東京のデータがきちんとでてこないと、国全体の方針も具体的な数字を伴う説明ができないとも。早くデータをきちんと整理しないと、国の対策の失敗全体を都のせいにされてしまいそうだ…。