ニコ美のお水取り展訪問、いい番組だった! そして圓太郎ばなしも楽しかった!!

今日も朝からいいお天気で、気温も高め。昨日、東京では桜の開花宣言があったそうで、そのせいなのかどうか、先週に比べると、人出が多いような気がした。

昨夜、お水取りのYouTubeライブを見た後で、橋本麻里さんのツィートを見て、そうだ、すっかり忘れていた!ということで、ニコ美の奈良国立博物館特別陳列「お水取り」を巡ろうを視聴。

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そもそも、お水取りと言いながら、御松明の火の印象しかなくて、火祭りじゃないのはなんでなの?と思っていたのだけれど、楽しくかつ、大づかみに、お水取りとは?ということ、どういう人がどんなことをなさるのか、というのもわかって、あー、13日のライブ中継の前にこれをちゃんと見ておけばよかった!!と後悔したけれど、時すでに遅しであった…。それにしても、この配信の中でなんども出てきたけれど”奈良時間”というのがあって、展示されているものを説明してくださる東大寺の森本さんが「ちょっと前まで、実際に使っていたものです」って仰った後に、カメラさんが解説パネルを写すと「鎌倉時代」とか書かれていたりして、ヲイヲイ、ちょっと前が鎌倉ですか!?となる。奈良美の展覧会も行きたかったなぁ…。ついつい最後まで見続けてしまい、見終わったら3時半過ぎだった。NHKさんも、せっかくゲストをお招きして生中継するのなら、奈良美の学芸員の方とか橋本さんみたいな方をお招きして欲しかったなぁ…。

夜は圓太郎ばなし。圓太郎さんの「祇園祭」久々に聞けて、よかった! 楽しいよね、この噺。上手な演者さんで聞くと、お囃子好きにはたまらない。「夢金」は普段聞き慣れているのと、サゲがちょっと違う。こっちが元々の型なんだろうな。今、このサゲを意識しすぎず言えるかどうか、というのは演者さんによるんだろうな、と考えると、今多くの人がやっているサゲになったのもわかる気がする。ただ、これを伝える人がいてくれるのも、大事なことだな。伝承がどんな風につながってきたのか、っていうことを知る手がかりになるから。ゲストの正蔵さんは「一眼国」。すっかり持ちネタとして安定しているな。圓太郎さんと同い年だったのか、正蔵さん。圓太郎さん発案で、虎年の会?を余一会でやったら、個性的な面子が集まりすぎて、続かなかったとwww。顔ぶれを聞くと、納得できる。

帰宅して、Clubhouseで寛也さんの今月の女流義太夫演奏会の演目の床本を読む、というのを視聴。お題は「神崎揚屋」。床本とか古典文学大系本などの活字を読むのは、なんかめんどくさくなりがちなんだけど、こうやって本を読みながら、適宜解説を入れていただけるのは、いいなぁ。それなりの年月、邦楽を聴いてきたので、耳で聴いてある程度は言葉として捉えられるようにはなっているのだけれど、浄瑠璃は生み字がちょくちょく出てくるので、そういうところはなかなか耳からだけで言葉に置き換えるのは難しいんだよなぁ。その点、朗読していただけると聞き取りやすい。欲を言えば、せっかく三味線さんのClubhouseなので、三味線の前弾きや手、合方などの中でも重要な役割を果たすものとかがどこに入るのか、それはどんなことを表現する手なのか、なんていうのも教えていただけると、より嬉しいな、なんてね。芸事にはそれぞれのジャンルや御流儀ごとの制約などもあるだろうから、どこまで演者さんが明かしていいのか、っていうこともあるのだろうけれど。そこは可能な範囲でお話ししていただければいいな、と。

今日の東京都での新規感染者は、175人。重症者は1人増えて42人に。今日も先週の月曜日を上回る新規感染者数なのね…。花の便りとともに、市民の我慢もそろそろ限界にきているのかなぁ?と土曜日あたりからの人の流れを見て、思っているのだけれど。ただ、不要不急の外出は控えてとか、外での飲食も控えてとか言ってるだけじゃあ、もう減らないっていうことがはっきりしてきたのだから、ちゃんと補助金を出すなりして、飲食店にパーテーションや換気システムを整備してもらうようにして、緊急事態宣言を解除するように、この2ヶ月を使うべきだったんじゃないのか? 第1波、第2波の教訓が全く活かされてないのは、政治の怠慢だよなぁ。東京都の虹のステッカーみたいな適当なんじゃなくて、飲食店にはきちんと基準を示して、丸適マークみたいにこれをクリアしたお店にだけ表示できるものを配り、定期的に検査もするぐらいのことをしなければダメなんじゃない?