2003-07-07から1日間の記事一覧

久保田万太郎

私は俳人では久保田万太郎が好きで、彼の小説も戯曲も読むけれど、やっぱり俳句に一番ひかれている口である。というのも、万太郎の句、 短夜のあけゆく水の匂かなの水の匂いのする大川沿いの町に、同じく袋物商の娘に生まれた私である。やるなら和歌ではなく…

久保田万太郎

湯豆腐やいのちのはてのうすあかりは、天下の認める久保田万太郎の名句だが、火鉢の灰を眺めつつ苦吟しての制作と思いきや、『銀座百点』という雑誌の忘年句会の席上で生まれたという。近藤富枝『美しい日本の暮らし』(平凡社)P.176

二代目左團次

「左団次と佐多女」という文が収められている。佐多女とは、祇園の松本佐多のこと。谷崎潤一郎に「女傑であり、すぐれた政治家にも教育かにも事業化にもなる人だった」と言わしめた女性。近藤富枝『美しい日本の暮らし』(平凡社)P.139-141

若葉のころというのはまさに恋の季節である。葵を胸につけてひとびとが行列をする葵祭が五月十五日に行われるが、葵とはあう日のかけ言葉なのだ。葵祭の男女たちが若葉のかげで恋を語らう人言える。近藤富枝『美しい日本の暮らし』(平凡社)P.109

幕の内弁当

当時を振り返って、今でも忘れられない味が一つある。劇場で食べる幕の内弁当なのだ。鰆の照焼にしても、玉子焼きにしても、つくねやちくわぶから野菜の末までもひたすらおいしい。分量も豊かで食べきれないうちにヂリヂリと開幕ベルが鳴り、何度口惜しい思…

ざっかけない

二、三年前のことだが、ラジオの故郷探訪の番組に出たときである。生まれたのは隅田川のほとり、矢ノ倉町(現・東日本橋一丁目)というところで、幼児の思い出や土地の歴史を語っているうち、「帯をざっかけなくしめて……」としゃべったら、スタジオで司会を…

『美しい日本の暮らし』

近藤富枝さんの『美しい日本の暮らし』(平凡社)読了。いろいろと気になる文章があった。

水曜は休み決定!

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もろもろ、調整ができたので、水曜日は休むことに。それにしても、近いけど遠いなあ、わが父上の実家近辺って。

今日は七夕

etc

すっかりうっかりしていたけれど、今日は七夕だったのでした。雨は午後、上がったみたいだけど、曇っているので、織姫と彦星の再会は?

梅雨だね

etc

昨日は、一日降らずにもったけれど、やっぱり梅雨でした。今日は朝から雨。先ほど母から電話で、父方の叔母さんが亡くなったとのこと。父は一人でも葬儀に行くと言っているらしいが、とてもとても体力的に無理だろう。といって、母も体調がよくないらしく、…