九識の会

五街道雲助さんが目当てで、九識の会へ。満員のお客で、熱気がある。
雲助さんの「万金丹」、喜多八さんの「蜘蛛駕篭」、志ん橋さんの「品川心中(上)」。仲入り後に小菊さんの音曲あり。
はじめて聞いた喜多八さんは、きものの着方もなんとなくわたしの嫌いな系統だし、出から高座にあがってマクラをやっている間は「なんなんだ、この人?」っていう感じなのだが、噺に入ると人が変わったかというくらい、ガラっと雰囲気が変わるのでびっくり。機会があれば、また聞いてみたいと思う。
雲助さんの「万金丹」は、先日の「玄冶店」とはまた違った系統の噺だけれど、登場人物の演じ分けが上手くて、面白くて、サスガ。おきものも、茶系の縞の単衣で、スッキリ。カッコイイ。
志ん橋さんの「品川心中」は、談春さんの「品川心中」と違って、笑い重視の行き方かな? お染の、女の悲哀としたたかさがもう少し出ている方が、わたしは好きだなあ、この噺。
帰りに三越劇場に寄って、24日の「三越落語会」の切符を引き取る。
11月の「三越落語会」のチラシがあって、なかなかの顔付け*1なのだけれど、またまた水曜日で、これはちょっと断念かな?
「積ん読日記」更新

*1:11月5日 たい平、雲助、円窓、小柳枝、歌丸