四月下席夜の部@鈴本演芸場

仲入り前の扇遊師匠には間に合いたいな〜と思ったら、なんとか、その前の志ん橋師匠の最後に間に合った。

  • 扇遊「人形買い」

仲入り

扇辰師匠はマクラで、ヒザで上がった師匠のことを紹介して、三味線の材料から太鼓の皮のことに。あれ、何をなさるのかな?と思ったら、「野ざらし」。これは落げのためのフリだったのだけれど、一呼吸おいてから「あ、だからマクラで太鼓の皮の話をされたのね」と思う、鈍感さ(汗)。
扇辰師匠の「野ざらし」は、八っつあんが一人で骨とのやり取りするところの膨らませ方とムクドリが、凄くおかしい。ちとしゃん亭で一度聴かせていただいていて、その時よりもクスグリがいろいろと入って、今日も面白かった。
扇遊師匠の「人形買い」は、生で聴いたのは初めてのネタ。もうすぐ五月のお節句なので、それに引っ掛けて?初節句のお祝いの人形を買いに行くという展開。「壷算」や「羽織買い」みたいなネタなんだなぁ。
師匠の「鬼平」を寄席の高座で聴くのは、とーっても久しぶり(汗)。前とネタの構成がほぼ全とっかえ状態で、薬屋とか虫売りとか、好きだなぁ・・・。でも、今日の構成だとやっぱり隠れ切支丹が一番可笑しいな。水商売らしき女はなぜ、相手が隠れ切支丹だってわかるんだろう?などという野暮なことを考えると、ますます可笑しいのだ(これは、マイナスじゃなくて、私の中ではその絵柄を想像して笑っちゃうという意味で、プラスなので、念のため)。
それにしても、どーして師匠の三味線はあんな音が出るのだろうか???