『着物あとさき』

青木玉さんの本は、『幸田文の箪笥の引き出し』以来かな? はい、たくさん積んであるんですが・・・。

着物あとさき

着物あとさき

新しいものを誂えるのではなくて、母上の幸田文が遺してくれたきものや反物をいかに生き返らせるか、という思案と、それに手を貸してくれる悉皆屋さん、職人さんとの交流、その仕上がりを通して、さまざまなきものをめぐる知恵と技を知ることができる。
これから、手持ちのきものの手入れをしつつ、その時々の自分に合うような工夫を、なんていうことをチラっと考えてみたりしているのだけれど、それはそれで、手間暇お金がかかることなんだなぁと。でも、きものは使い捨てにするもの、飽きたから捨てるというようなものではないので、少しずつ、何か手を入れて、活かし続けられるようにしたいものだ。