手帖噺④〜毎日の記録を助けてくれるアプリ

手書きとデジタルでの記録の間を揺れ動いている家庭で、出会った便利なアプリやWebサービスがある。

 

私にとってのデジタルの利点は、検索性の良さと記録の自動化だ。

 

①検索性の良さ

自分で貯めた記録も、後から簡単に振り替えれなければ、宝の持ち腐れになってしまう。

そのために使っているのが、EvernoteScrapboxだ。

 

Evernote

evernote.com

Evernoteには、毎日のTweetアーカイブ、Likeを付けたTweetアーカイブ、Webで見つけた記事やデータなどを補完して、必要になった時に検索で見つけることができる、頼れる保管庫だ。

その保管庫に送り込むための手段として使っているのが、ツイエバとIFTTTとPocket。

ツイエバは、自分の1日分のTweetEvernoteや指定したメールアドレス宛に自動的に送ってくれる。

Evernoteに送られたTweetは、Scrapboxにコピペ。メールアドレスに送った方は、バックアップで、何かでEvernoteが使えない場合に備えている。

IFTTTは、TwitterでLikeを付けた記事をEvernoteに記録するのに使っている。

Pocketは、Twitterなどで見て気になったWebの記事やデータをとりあえずチェックするのに使っている。

Pocketに保存した記事やデータを後からチェックして、必要なものをEvernoteにクリップするのがiPhoneでも簡単にできるのが便利だ。

これら、Evernoteに蓄積した情報は、検索で簡単に取り出すことができる。その時のニーズに合わせて、検索の粒度を変えることもできるので、便利だと思う。

 

Scrapbox

scrapbox.io

デジタルで全部のライフログをやろうと思ったきっかけは、Scrapboxとの再会だった。

リンクを貼っておくことで、過去に自分が作ったノートと繋がることができるといこと、個人利用なら、無料・無制限で利用できるという点が魅力的だった。

iPhone用のアプリも開発されているのも、日常的に使う助けになる。

1日のログを1ページで作りながら、そこで出てきたタスクをリンクで繋げれば、簡単に違う仕事が始められるというのも、便利だと感じた。

ただ、Scrapboxは、1ページあたりの情報量を少なくした方が、本来のパフォーマンスを発揮できるということがわかってきた。

ノートよりは、情報カード的な使い方の方が向いている。

今も、Workflowyから1日分のログを1ページのままコピペしているのは、その日の自分をデジタルでも見返せるようにしておくためだ。

Evernoteではなく、Scrapboxなのは、リンクを貼ることで、他の情報に移動するのが容易だから。

そして、そのページを見ながら、何かを考えたらその場で書き出して、その記述全体を範囲指定すれば、新しいページが作れる機能があるからだ。元のページにも考えたことの記録は残り、新しいページにもどこのページからこのページができたのかが自動で記録されるという、Scrapboxの機能の中でも好きなところだ。

 

②自動で記録してくれる

デジタルのいいところ、もう一つは、自動で記録してくれるところだ。

現在使っているのは、SilentLogという生活ログを作るアプリ。

silentlog.com

歩数、天気、最高気温、行った場所とそこでの滞在時間、そこで撮った写真の表示を全部自動でやってくれる。

場所については、初めて行った場所の場合、自分で場所の名前や位置情報をいじる必要はあるが、住所が表示されるので、後から見ても、あー、あそこだ、というのはわかる。

天気と最高気温が表示されるのも、デイリーログをつける助けになっている。

ちなみに、このアプリ上で日記をつけることも可能(私は、利用していない)。

もう1つは、熟睡アラームというアプリ。

jukusui.com

就寝時に、目覚ましのアラームを鳴らしたい時間をセットして、記録をスタート、起床時にストップするだけで、睡眠中の眠りの深さを測っての睡眠効率、いびきをかいたかどうか、がわかる。また、就床時の設定によっては、起きた時に目が覚めやすいように、クイズ的な画面が表示されたりするし、起こし方=アラームの鳴らし方も選べる。

 

これらのアプリから得たデータで、手書き記録の穴が埋まることもあるので、手帖にログをつけられなかった日があっても、まぁいいか、と思える。

あまりガチガチに「やらねば!」と自分を追い込まないためのお助けマンたちだ。