自分で調べ、自分で考えるべし、という教訓

午前中は雨。結構な降りだった。

『極私的東京名所案内』の続き。銀座十字屋と冨士アイスと今の教文館の関係、もうちょっと突っ込んで欲しかったな。日本初の立食パーティー、演説会も一種の見世物だった、フォノグラムに日本で最初に声を吹き込んだのは福地桜痴だった、などなど。面白いな。もっと知りたくなる。

Workflowyでフリーライティングして、Scrapboxに昨日のデイリーページを作り、メモの整理。

『紙つぶて』と『古くさいぞ私は』の続き。本に書いてあることを鵜呑みにしてはいけない、自分で調べて考えてみることを放棄してはいけない、と谷沢さんも坪内さんも、例を挙げてくれている。

夕方のニュースチェック。今日は新規感染者がついに60人@東京都。アメリカでは一日に4万人以上の新規感染者が確認されているという。大阪府医師会会長が激怒している、という記事を目にしたので少し調べてみた。大阪府が府の専門家会議の席で、西浦教授の「人との接触8割削減は意味がなかった」と、オブザーバーの物理学か何かの大学教授が発表したそうだ。人が動き接触するからウィルスも伝播しているのは、火を見るよりも明らかだ。また、その学者は年配者や基礎疾患がある人以外は2週間で完治すると発言したそうだが、そのようなデータがどこにあるのか? オブザーバーとして出席した、医師でもない人が、そんな発言をしたら、それは医療関係者は怒るよな。命がけで治療にあたっている(現に、大阪では2名の医師が治療にあたったことによって感染して亡くなられたことがわかっているという)のは、医療従事者なのだから。医学的には慎重な対処を低減されるのはわかっているだろうから、そうした意見を排除しないために都合の良い学者の発言を利用して感染対策の会議を行っても、本当に役に立つ対策など立てられないだろう。政府も東京都も大阪府も経済を回すために、この病気の恐ろしさから目をそらさせようとしているのではないだろうか?