読了

『歌舞伎のびっくり満喫図鑑』

引き続き、読んでしまうことに。『かわいい衣裳図鑑』から使い回しの画像も、そこそこあったような…。それでも、前作に続いて衣裳・小道具・鬘などなどのアップの写真がカラーで収録されているので、よしとしましょう。染五郎さん、「顔が小さいので…」と折…

『歌舞伎のかわいい衣裳図鑑』

買おうと思っていた『大向うの人々』が、買いに行った書店にはなくて、ついふらふらと購入した1冊。 なかなか、衣裳や小道具、鬘などを間近でじっくり見るチャンスはないので、そういう意味ではよいと思った。染五郎さんのコメントが、もっといろいろあると…

『評論家入門』

なんとなく書店の棚で見つけて、つい買って、読了(笑)。今までのこの手の本との違いは、「いかに儲からないか」を力説している点、名文紹介になっていないという点、論争のススメ(仕方)について多くの紙数を割いていたこと、あたりかな?と。読み物として、…

『シー・ラブズ・ユー』

『東京バンドワゴン』の続編。お馴染みのメンバー、ちょっと読み始めたら「ああ、そうだそうだ!」と思い出した。そして、新しいレギュラーも加わったかな、今回で。読んでいて、とりあえず我南人さんは十数年前の内田裕也さんの顔が浮かんでくる。おじいち…

『花散らしの雨』

新しいレギュラーが登場。しかし、これは切ないのう…。ストーリーはいいと思うし、登場人物のキャラ設定もいいと思うのだけれど、いかんせん、料理の味見シーンがマンネリ化していて、鼻につくなぁ…。惜しい!花散らしの雨 みをつくし料理帖作者: 高田郁出版…

『八朔の雪』

なるほど、登場人物がみんな苦労しているけれど他人への思いやりを忘れない、温かい人達で、いいねぇ。続編も読もう!八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)作者: 高田郁出版社/メーカー: 角川春樹事務所発売日: 2009/05/18メディア:…

『更衣ノ鷹(下)』

上巻を読み終えた段階で、ある程度予想はしてたけど、やっぱり「えええ!!!」だよなぁ。さて、これからどんな展開が待っているのだろうか…。それにしても、ふと「忠臣蔵」四段目を思い出してしまったなぁ。更衣ノ鷹(下) ─ 居眠り磐音江戸双紙 32 (双葉文庫…

『更衣の鷹(上)』

上巻の結末がこれ、っていうことは…。え!? その展開はまだまだ先にとっておくのかと思ったけど、そうじゃないのか…。それにしても、一瞬「鬼平」24巻を思い出してしまったよ…。更衣ノ鷹(上) ─ 居眠り磐音江戸双紙 31 (双葉文庫)作者: 佐伯泰英出版社/メー…

『おみごと手帖』

中野さんはやっぱり、歌舞伎座の建て替えに怒っている! 「さよなら公演をやっちゃってるから、なんてことは気にしないで、今の建物を活かせるなら活かして」という中野さんの言葉に、大きく頷いてしまう。 もちろん、いろいろと問題はあるのだろうけど、あ…

『もっと、「半七」!』

一日一半七を、と大事に大事に読んでいたけれど、読み終わってしまったよ…。半七捕物帳には、比較的怪異譚みたいな話が多いのだけれど、それが単なるオカルトになっていないところが魅力なんだろうなぁ。そういう現象を見たり体験した人の心のなかに、そうい…

『秀十郎夜話』

初代吉右衛門の黒子を勤めた、中村秀十郎の芸談集。馬の脚芸談では、馬の着ぐるみがどういう構造になっているのか、なんていうことから、苦心談、乗り方のうまい人、下手な人のことなど、今までに読んだことも聞いたこともなかったような話があれこれ。 また…

『続・文楽の研究』

続編の方が、読みやすかった気がするのは、こちらがなれたからなのか? 歌舞伎との型の比較など、いろいろと興味深い点があった。続・文楽の研究 (岩波文庫)作者: 三宅周太郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/09/16メディア: 文庫 クリック: 2回この商…

『かぶく者』

いやはや、ついに秘密が明らかに!!! しかし、そこで終わっちゃうの〜???の結末に、続きが非常に気になる。かぶく者(6) (モーニング KC)作者: たなか亜希夫,デビッド・宮原出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/12/22メディア: コミック購入: 4人 クリ…

『渡辺保の歌舞伎劇評』

保さんの劇評を読みながら、見た舞台の中でも強く印象に残っているものを反芻していた。保さん、最近は三津五郎様の芝居を認めていらっしゃる記述が多くて、ファンとしてはうれしい。見逃した芝居についての批評(とくに、絶賛されていたりすると)を読むと、…

『密命 再生』

磐音さんを待っているんだけど、先に密命が出てしまったw。で、昨夜から読み始めて、今朝、読了。うーん、相変わらず清之助さんはトラブルを呼ぶなぁwww。そして、父上は…。あと何巻出ると剣術試合になるんだろう? そしてそこで終わる?このシリーズは…

『名優のごちそう』

実際に舞台を見たことのある人はほとんど出てこないのだけれど、戸板先生の筆にかかると、舞台が目に浮かんでくるような気がするなぁ。そして「あー、もっと早く生まれて、実際にこの目で見てみたかった」と。 名優の名舞台に関するエッセイを通して、歌舞伎…

『歌舞伎よりどりみどり』

読み始めた時に挿絵を「水彩画」と書いてしまったが、どうやら油彩画のようだ。昔の役者さんから今の役者さんまで、芝居の話あれこれ、という感じ。軽い文章だけれど、鋭いご指摘もあり。

『見仏記』

読んでると、仏様を見に行きたくなるよなぁ…。でも、そんな暇も資金もないんだけど。みうらさんといとうさんの、それぞれの妄想が広がっていく様が面白い。そして、東北や九州にも、素敵な仏様がいらっしゃるのねぇ、ということを教えていただく。 そのうち…

『小沢昭一的新宿末廣亭十夜』

小沢さんの高座を生で拝見したかったなぁ〜、というのを改めて感じた1冊。まぁ、過去ににぎわい座などで浪花節や講談のサワリをなさったのを聞いたことはあるので、なんとなく想像がつく部分はあるのだけれど。でもやはり、生がいいよね。小沢昭一的新宿末廣…

『ベストセラーだって面白い』

普段、あまりこういう類の本を読まないので、岡崎さんにおいしいところをまとめていただいたのを読むことができて、ラッキーw。「歴史は繰り返す」んだなぁ、「本は時代を映す鏡なんだな」ということを、改めて感じた。 お嬢さんの作文(を模した岡崎さんの…

『悪への招待状』

「三人吉三」をベースに、幕末の江戸の人々のくらしや娯楽、考え方などを紐解くのに、ちょっと凝った趣向が用意されていたのに、最初はびっくり。でも、小説家である著者の想像力とか物語構成の巧みさで、この芝居を見た事がない人でも、きっと楽しく読める…

『五・七・五 句宴四十年』

東京やなぎ句会のことを最初に知ったのは、亡くなった江國滋さんの『おい癌め汲みかはそうぜ秋の酒』という闘病記だった。その後、小沢昭一さんのエッセイなどでも時々話題に上るし、小三治師匠や扇橋じーちゃんが参加しておられるということもあり、きにな…

『相剋』

うーん、父と子はまだ対面しないのか? 佐伯さん、引っ張るねぇw。江戸に残された女三人も、それぞれの悩みや迷いを抱えていて、助け合って乗り越えようとしている。さて、2回目の大試合までにあと何巻が費やされるのだろうか?www相剋―密命・陸奥巴波〈…

『侘助ノ白』

デブ軍鶏くんも、すっかり堂々とした若武者になったなぁ。しかし、最後に土佐の人が言った「人を斬ったら達人にはなれない」って言う言葉は重いな・・・。そして、またもや西の丸様の周辺に何かが起こりそうな気配をプンプンとさせて終わった・・・。次が気になる…

『書いて稼ぐ技術』

永江朗さんの「本」は初めて読んだかも・・・。ネットの連載とか、雑誌記事なんかは読んだ事があるのだけれど。 まさに「稼ぐ」のに必要な、交際術や自己PR法、資料の読み方、などという具体的な「技術」指南書、といった感じ。 本をどうしても処分しなければな…

『江戸東京落語散歩』

小満ん師匠が「東京かわら版」に連載していたものを単行本化。連載時には、あまりちゃんと読んでいなかったので、今回がほぼ初見状態。 小満ん師匠の高座を彷彿とさせるような、端正な語り口と豊富な知識にあふれた、ステキな東京本。落語ファンはもちろんだ…

『志ん生の右手』

矢野誠一さんの、ずっと読みかけのまま放置していた本を再開して、読了。特に目次をチェックしたとか、そういうわけでもないのだけれど、不思議と最近読んだ本や興味を持ったこととつながってくるんだよなぁ。本に呼ばれた感じ、とでもいえばいいのかな? 解…

『夜叉桜』

前作弥勒の月 (光文社時代小説文庫)作者: あさのあつこ出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/08/07メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 21回この商品を含むブログ (23件) を見るに続く、信次郎と清之介の物語。清之介は、『夜叉桜』を読むと、だいぶイメージ…

『Twitter社会論』

Twitter方面で話題の1冊。「Twitter」のこれまでの流れを、わかりやすく解説。主に政治やIT、マーケティング方面からの視点で書かれている。そういう方向じゃなくて面白いつぶやきをしている人も、いろいろといらっしゃるんだけど、その辺はあまり触れられて…

『四百字十一枚』

いやはや、なんで放置しておいたかなぁ・・・>自分。世の中にはまだまだ面白そうなシブい本がいっぱいあるんだよなぁ! またまた、積ん読本が増えそうで怖いけど(汗)。四百字十一枚作者: 坪内祐三出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2007/09/11メディア: 単…