北村薫さんが、優れた書き手であることは、明白な事実だ。その上、優れた読み手でもある。『六の宮の姫君』の「私」と円紫師匠によって、さらに北村さん初のエッセイ集だという『謎物語 あるいは物語の謎』（中公文庫）を読んで、わたしは感じた。たとえば、…

<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_top.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105>bk1</A>から届いた本●小沼丹<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=01923878&volno=>『椋鳥日記』</A>（講談社文芸文庫）●柳田泉

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北村薫さんが、優れた書き手であることは、明白な事実だ。その上、優れた読み手でもある。『六の宮の姫君』の「私」と円紫師匠によって、さらに北村さん初のエッセイ集だという『謎物語 あるいは物語の謎』（中公文庫）を読んで、わたしは感じた。たとえば、…

これまで、推理小説といえば、殺人や強盗、暴行といった凶悪犯罪が起こり、それを解決するもの、という先入観に凝り固まっていたということに、気づかせてくれたのが、北村薫さんの『六の宮の姫君』だ。「私と円紫師匠」シリーズの第四弾でシリーズ中の「最…

これまで、推理小説といえば、殺人や強盗、暴行といった凶悪犯罪が起こり、それを解決するもの、という先入観に凝り固まっていたということに、気づかせてくれたのが、北村薫さんの『六の宮の姫君』だ。「私と円紫師匠」シリーズの第四弾でシリーズ中の「最…

いつもの書店で●小林信彦<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=01224734&volno=0000>『私説東京繁盛記』</A>（ちくま文庫）待望の文庫化。1992年に元版が出版されて以来、10年。当時は、それほど興味がなかったのだが、このところの坪内師匠的読書傾向の結果、読みたくなっていた。ところが最近、新刊書店でなかなか見当た…

いつもの書店で●小林信彦<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=01224734&volno=0000>『私説東京繁盛記』</A>（ちくま文庫）待望の文庫化。1992年に元版が出版されて以来、10年。当時は、それほど興味がなかったのだが、このところの坪内師匠的読書傾向の結果、読みたくなっていた。ところが最近、新刊書店でなかなか見当た…

今日の阪神戦は、NHKの中継なし。MLBの方が強かった。いつもの書店で●横森理香<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02033357&volno=0000>『地味めしダイエット』</A>（知恵の森文庫）昨日購入した、横森理香

今日の阪神戦は、NHKの中継なし。MLBの方が強かった。いつもの書店で●横森理香<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02033357&volno=0000>『地味めしダイエット』</A>（知恵の森文庫）昨日購入した、横森理香

阪神タイガースが開幕以来、なんと1敗しかしていない。その1敗も、非常に惜しい展開で喫したものだ。今や堂々のセ・リーグ首位を行く。もう、開幕戦だけとは言わせないぞ！！ と、わたしの鼻息は荒い。N監督の退任が決まって、阪神ファン復帰を決めたわたし…

阪神タイガース、今日もやってくれました！9回表が終了したところで、「これでサヨナラなら、最高！」と言っていたら、本当にそうなった。こんな快進撃は、見たことない！星野監督は、涙ぐんでいるようにも見えた。そして、いつもの書店で●小林信彦<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02156762&volno=0000>『人生は</a>…

阪神タイガース、今日もやってくれました！9回表が終了したところで、「これでサヨナラなら、最高！」と言っていたら、本当にそうなった。こんな快進撃は、見たことない！星野監督は、涙ぐんでいるようにも見えた。そして、いつもの書店で●小林信彦<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02156762&volno=0000>『人生は</a>…

阪神タイガースが開幕以来、なんと1敗しかしていない。その1敗も、非常に惜しい展開で喫したものだ。今や堂々のセ・リーグ首位を行く。もう、開幕戦だけとは言わせないぞ！！ と、わたしの鼻息は荒い。N監督の退任が決まって、阪神ファン復帰を決めたわたし…

<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_top.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105>bk1</A>から届いた本●マーブルブックス<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02151324&volno=>『モダン古書案内』</A>（マーブルトロン）サブタイトルには「昭和カルチャーの万華鏡『古くて新しい』本のたのしみ」とある。柳原良平…

<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_top.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105>bk1</A>から届いた本●マーブルブックス<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02151324&volno=>『モダン古書案内』</A>（マーブルトロン）サブタイトルには「昭和カルチャーの万華鏡『古くて新しい』本のたのしみ」とある。柳原良平…

北村薫『秋の花』（創元推理文庫）読了。「わたしと円紫師匠シリーズ」初の長編。とはいえ、円紫師匠の出番は、最後の最後までないのだけれど。「わたし」は、高校の後輩の事故死をめぐる謎に、巻き込まれていく。正ちゃんと江美ちゃんも登場するが、今回は…

昨日から実家に1泊で帰った。まだ処分を免れている書棚を漁ったところ、けっこう、探していた本があることを発見。とりあえず、戸板先生の文庫本を救出。●『ハンカチの鼠』（旺文社文庫）●『女優のいる食卓』（旺文社文庫）●『夜ふけのカルタ』（旺文社文庫…

昨日から実家に1泊で帰った。まだ処分を免れている書棚を漁ったところ、けっこう、探していた本があることを発見。とりあえず、戸板先生の文庫本を救出。●『ハンカチの鼠』（旺文社文庫）●『女優のいる食卓』（旺文社文庫）●『夜ふけのカルタ』（旺文社文庫…

北村薫『秋の花』（創元推理文庫）読了。「わたしと円紫師匠シリーズ」初の長編。とはいえ、円紫師匠の出番は、最後の最後までないのだけれど。「わたし」は、高校の後輩の事故死をめぐる謎に、巻き込まれていく。正ちゃんと江美ちゃんも登場するが、今回は…

いつもの書店で（毎日、通ってるということか・・・）●井上謙<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02151072&volno=0000>『東京文学探訪 明治を見る、歩く（上）』</A>（NHKライブラリー）偶然目に付いた本。上ということは、下もいずれ出るのかな？上巻に収録されている内容で、興味深いのは第五章 汽笛一声新橋を（尾崎…

いつもの書店で（毎日、通ってるということか・・・）●井上謙<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02151072&volno=0000>『東京文学探訪 明治を見る、歩く（上）』</A>（NHKライブラリー）偶然目に付いた本。上ということは、下もいずれ出るのかな？上巻に収録されている内容で、興味深いのは第五章 汽笛一声新橋を（尾崎…

北村薫さんの『夜の蝉』（創元推理文庫）読了。先日、このシリーズを「円紫師匠シリーズ」と便宜上書いてしまったが、2冊目を読んでみると、これは「わたし」の物語なのだということを、強く感じた。もちろん、謎を解いて見せるのは、円紫師匠なのだが、物語…

いつもの書店で●「東京人」5月号坪内師匠も登場。そして、特集は「デパートを楽しむ57の方法」。鹿島さんと吉本由美さんの対談もおもしろそう。このほか、気になった本はいろいろあるのだが、今日のところはこれから、打ち合わせ兼飲み会なので、匂いだけつ…

いつもの書店で●「東京人」5月号坪内師匠も登場。そして、特集は「デパートを楽しむ57の方法」。鹿島さんと吉本由美さんの対談もおもしろそう。このほか、気になった本はいろいろあるのだが、今日のところはこれから、打ち合わせ兼飲み会なので、匂いだけつ…

北村薫さんの『夜の蝉』（創元推理文庫）読了。先日、このシリーズを「円紫師匠シリーズ」と便宜上書いてしまったが、2冊目を読んでみると、これは「わたし」の物語なのだということを、強く感じた。もちろん、謎を解いて見せるのは、円紫師匠なのだが、物語…

仕事が思ったより早く片付いたので、原宿 BOOK OFFへ。休みの日よりも平日の方が、掘り出し物があるのかもしれない。100円均一の棚に、講談社文芸文庫や岩波文庫がパラパラと見られる。●柄谷行人『日本近代文学の起源』（講談社文芸文庫）●大江健三郎『鯨の…

仕事が思ったより早く片付いたので、原宿 BOOK OFFへ。休みの日よりも平日の方が、掘り出し物があるのかもしれない。100円均一の棚に、講談社文芸文庫や岩波文庫がパラパラと見られる。●柄谷行人『日本近代文学の起源』（講談社文芸文庫）●大江健三郎『鯨の…

林哲夫<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02131800&volno=0000>『喫茶店の時代』</A>（編集工房ノア）を読み始めた。茶や珈琲の故事来歴から始まって、日本に本格的なカフェやミルク・ホール、喫茶店といった場所が誕生する背景について、広範な書物に当たった上で書かれている。半分くらい読んだところで、この本もま…

林哲夫<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02131800&volno=0000>『喫茶店の時代』</A>（編集工房ノア）を読み始めた。茶や珈琲の故事来歴から始まって、日本に本格的なカフェやミルク・ホール、喫茶店といった場所が誕生する背景について、広範な書物に当たった上で書かれている。半分くらい読んだところで、この本もま…