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『私という病』

もっとフザけた内容なのかと思ったら、ある部分、非常に共感できる。最後に東電OL事件について、彼女なりの考察があって、今まで誰も指摘しなかった視点であったけれど、そういう見方は、アリだなぁと納得。 女っていうのは、ある意味、厄介で、哀しい生き物…

『私という病』

中村うさぎって、読んだことがなかった。叶恭子が誰かを訴えたと、ちょっと前にワイドショーで騒いでいたのは、これだったんだ、と納得。

『くらやみ砂絵』

もう、すっかりなめくじ長屋のみんなの虜だ(笑)。最初の作品「不動坊火焔」は読了。落語とは設定が違うけれど、オっと!という展開を楽しむ。そして、解説が北村薫さんだ!くらやみ砂絵―なめくじ長屋捕物さわぎ (光文社文庫―光文社時代小説文庫)作者: 都筑…

『きまぐれ砂絵』

発掘シリーズその2。『きまぐれ砂絵』は、すべて落語のお題をいただいた作品。でも、落語のネタまんまではなくて、かなりひねってある。きまぐれ砂絵―なめくじ長屋捕物さわぎ (光文社時代小説文庫)作者: 都筑道夫出版社/メーカー: 光文社発売日: 1996/04メデ…

『おもしろ砂絵』

先日読んだ『砂絵くずし』が面白かったので、他の作品も読みたくなって、積ん読の山から発掘。

『続 御書物同心日記』

先日読んで面白かった、出久根達郎さんのシリーズの2冊目が発掘できたので、冊数かせぎもしたいし(笑)、読み始める。あっという間に2編読み終える。1冊目で始まったばかりだった、御風干(本の虫干し)も順調に進んでいて、2編目ではそろそろ終りが近づい…

『にっちもさっちも』

結局、昼過ぎに灯台下暗し書店にて、小林さんの『にっちもさっちも 人生は五十一から5』を購入。解説が中野翠さんだったし・・・。で、ちょっとだけ読んでみると「どっかで読んでるよな、これ」と思い出し、自分の日記を検索したら、2005年の夏に単行本(「…

『隅田川浮世桜』

持ち歩き本を読み終えちゃったので、職場を出る前に、何を読もうか物色していて、発掘した小説。 明治の歌舞伎役者・羽村市之助が主人公で、実在の人物を想像させる登場人物や、実在の役者の名前も出て来る。特に、新内の名人で一時は寄席で大人気を博したと…

『江戸を歩く』

持ち歩き本を持って出るのを忘れたので、職場に積んであった中から、新書で探して、田中優子・石山貴美子『江戸を歩く』(集英社新書)を昼ごはんを食べながら読み始める。 落語研究会のパンフに毎回、演目にかかわりのあるあれこれを連載されているせいか、…

『志ん朝落語』

家読み本は、落語の単行本から。榎本滋民『榎本版 志ん朝落語』(ぴあ)に。去年から今年にかけて、志ん朝師匠関連の本が続々と出版されているけれど、とりあえず買ってあるものの、なかなか読み始めるきっかけがなかったのだけれど、今月から始めたルールに…

『粋にいなせに三津五郎』

本日の購入本・その2。この本は、前々からずーっときになっていたのだけれど、なーんとなく買うに至らなかった1冊。芸能コーナーじゃなくて、なぜか東京本のコーナーにあって??? 先日、三津五郎さんが、芸術院賞を受賞されたので、それを記念して買って…

『砂絵くずし』

「なめくじ長屋捕物さわぎ」傑作選と題された1冊。都筑道夫さんの「なめくじ長屋」シリーズは、学生時代に読んでいたのだけれど、落語に興味が湧いてしばらくたった頃から、また読みたいなぁと思っていたシリーズ。で、「ブ」で何冊か入手していたのだけれ…

『しゃべれどもしゃべれども』

二つ目さんが主人公の小説。「饅頭怖い」が全体を通して出て来るらしい(まだ、半分くらいしか読んでないので)。意外に「饅頭怖い」って聴く機会がないんだよなぁ・・・。

『慟哭』

家読み本は、単行本が多いのだけれど、そうすると文庫になった長編小説をなかなか読めないので、気分転換の意味も含め、読み始め。 訳ありの警察のエリート官僚(警視庁捜査一課長)のパートと、不審な男のパートが交互に。この不審な男って、犯人なのかな?…

『東京百話 人の巻』

長旅のお供に、何を持って行こうかとしばし考えて、『東京百話 人の巻』を。 とはいえ、このところの睡眠不足がたたったか、車中の半分以上は、居眠りorボーっと過ごしてしまった・・・。東京百話〈人の巻〉 (ちくま文庫)作者: 種村季弘出版社/メーカー: 筑…

『チーム・バチスタの栄光』

昨夜、向井透史さんの『早稲田古本屋日録』(右文書院)を読み終え、引き続き、読み始めたのが、まったく傾向の違う、こちら。チーム・バチスタの栄光作者: 海堂尊出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2006/02/04メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 152回この…

『寄席放浪記』

このところ、矢野誠一さんや小沢昭一さんの著作を読んでいて、あー、アレ読みたいな〜と思っていた、色川武大『寄席放浪記』を発掘して、読み始める。 いろんな、ある意味奇妙な芸人さんのことが出てきて、こういう時代に、ボーっと寄席にいたら、それはそれ…

『早稲田古本屋日録』

ゆうべは、なんか早くに寝てしまい、4時に目が覚める。どうしようかなぁ?とやるべきことを思い浮かべてみたものの、寒さに負けて、寝床でセドローさんの『早稲田古本屋日録』を読み始める。 とりあえず、前半はするすると読了。猫にまつわるお話もいろいろ…

『私のための芸能野史』

駅上のカフェで、キリのいいところまで読もうと、早めの夕食をとりながら、続きを読んでいると、なんと「トクダシ」のところにさしかかってしまった・・・。素敵なお姉様が、ステキに脱がれた写真が何点か・・・。文庫本とはいえ、ちょっと辺りを見回してし…

『私のための芸能野史』

浪曲というか、浪花節ですな。面白そうだなぁと。そして、節談説教。小沢さんが取材したおじいちゃんが、これまた面白い人なんだ。一般人の枠からは思いっきりはみ出しているんだけれど、人間としての魅力が伝わって来る。身内だったら、ちょっとしんどいな…

『私のための芸能野史』

ちょうど『もうひと花』で、小沢さんが放浪芸探索の旅のことなども書いていらして、積ん読の山の上の方にみつけたので、引き続き、『私のための芸能野史』を。収録されている写真の小沢さん、若くてカッコイイ!(今もカッコイイおじさまでありますよ、もち…

「週刊新潮」創刊50周年記念復刻版

実家で読んでいたら、母が「へぇ、こんなのが出たんだ」と興味を示したので、とりあえず置いて来た。 なんか、「週刊文春」に比べると、見た目が古くさいな〜と思っていたら、創刊当時と変わらないレイアウトのページがいっぱいあるからなんだ・・・。それに…

『もうひと花』

今日から、お供本はまたまた小沢昭一さん。俳句の本ではないけれど、これまた”小沢節”全開で、楽しい。もうひと花 (文春文庫)作者: 小沢昭一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1998/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る今日のタイトルは、小…

『句あれば楽あり』

お供本は、江國滋さんから小沢昭一さんにまた戻る。なんか、小沢さんの俳句の本を読んでいると、自分でも俳句の1つや2つ作れそうな気がしてくるのが、危険だ。句あれば楽あり (朝日文庫)作者: 小沢昭一出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2000/07メディア…

『役者狩り』

ちょっと前の「SPA!」坪内×福田対談によると、この著者の方、すんごい量を書きまくっているとのこと。買ってから知った・・・。今のところ、奢侈禁止令を幕府が出して、江戸っ子の贅沢の象徴である七代目團十郎を、なんとか取り締まってやろう!と、虎視眈々…

『俳句武者修行』

小沢さんがいろんな結社の句会に、道場破りよろしく訪ねていくわけだけれど、東京ヘップバーンなんていうのもあって、びっくり(今は、東京を名前から外したらしい)。あくまでも直感的にではあるけれど、小沢さんの俳句は、とってもいいなぁと思う。

『俳句武者修行』

「俳句朝日」の連載をまとめたものだそうで、「東京やなぎ句会」以外の、結社の句会というのを体験してみたいと言う小沢さんの希望で、毎回、さまざまな系統の句会にゲストで参加して、”修行”してみるというもの。俳句といっても、まぁいろんな”お流儀”があ…

『推理小説』

またまた、ドラマの原作を読み始めたところ。今期のドラマの中でも、篠原涼子主演の「アンフェア」は、かなりポイント高い。原作は、脚本家の方の処女小説だとか。さっそくドラマとは登場人物の設定が異なっている。まぁ、それはそれ、これはこれ、というこ…

『白夜行』

実家の往復の電車で読みつづけ、あともう少し、というところまで漕ぎ着けた。福田和也さんが「これは、たんなる推理小説じゃない」と、坪内さんとの対談で言っていたけれど、たしかに。読み終えるのが、もったいない感じだな・・・。

『酒場の芸人たち』

『白夜行 (集英社文庫)』は分厚いので、今日の予定としては違う本を持ってでることにして、今週の「文庫本を狙え!」の課題図書を。とはいえ、なんだかバタバタしていて、帰りの地下鉄の中でしか読めなかったので、まだ最初の浅香光代さんの九州巡業について…