2002-05-01から1ヶ月間の記事一覧

本日の収穫は、小さん師匠追悼となった

<A HREF=http://news.msn.co.jp/topyom/20020516-172029.htm>柳家小さん師匠が亡くなった。</A>享年87歳ということで、大往生と言ってもいいのだろう。最近、北村薫さんや中野翠さんの影響で、落語関係にも興味を向けるようになっていて、いろいろと本を買って読もうかしら?と思っていたところだった。そんなこともあり、…

アンソロジーの楽しみ

北村薫さんの<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02123353&volno=0000>『謎のギャラリー 名作博 本館』</A>(新潮文庫)読了。小説を題材にして、空想の美術館を創ろうという企画が、

本格推理小説への入口

北村薫さんの<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=01473954&volno=0000>『覆面作家は二人いる』</A>(角川文庫)読了。解説で、宮部みゆきさんが指摘されているが、このシリーズの良介と千秋のコンビは、ちょうど「私」と円紫師匠のような、名コンビである。設定は、探偵役が女性で謎を探偵に提示するのが男性と、ちょう…

本格推理小説への入口

北村薫さんの<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=01473954&volno=0000>『覆面作家は二人いる』</A>(角川文庫)読了。解説で、宮部みゆきさんが指摘されているが、このシリーズの良介と千秋のコンビは、ちょうど「私」と円紫師匠のような、名コンビである。設定は、探偵役が女性で謎を探偵に提示するのが男性と、ちょう…

せめて、好きな本くらいは読みたい

荒俣宏さん編著の<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=01363726&volno=0000>『大都会隠居術』</A>(光文社文庫)読了。”隠居の達人”たちの著作を、荒俣さんが集めて編んだアンソロジー。谷崎潤一郎と永井荷風が2編ずつ、その他に安藤鶴夫、大岡昇平、水木しげる、内田百間、里見とん(弓偏に享)、幸田露伴、宇野浩二、古…

本日の収穫

所用で区役所の出張所へ行ったので、いつもとは違う書店に立ち寄った。そこで、雑誌を2点。「サントリー クォータリー」最新号 特集は、酒のエピキュリアン 目次を眺めていたら、坪内師匠のお名前があったので。「編集会議」6月号 元bk1の安藤店長が対談で登…

本日の収穫

所用で区役所の出張所へ行ったので、いつもとは違う書店に立ち寄った。そこで、雑誌を2点。「サントリー クォータリー」最新号 特集は、酒のエピキュリアン 目次を眺めていたら、坪内師匠のお名前があったので。「編集会議」6月号 元bk1の安藤店長が対談で登…

せめて、好きな本くらいは読みたい

荒俣宏さん編著の<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=01363726&volno=0000>『大都会隠居術』</A>(光文社文庫)読了。”隠居の達人”たちの著作を、荒俣さんが集めて編んだアンソロジー。谷崎潤一郎と永井荷風が2編ずつ、その他に安藤鶴夫、大岡昇平、水木しげる、内田百間、里見とん(弓偏に享)、幸田露伴、宇野浩二、古…

積ん読の先輩

群ようこさんの<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=01957387&volno=0000>『生きる読書』</A>(角川oneテーマ21)読了。前半は、角川書店のPR誌「本の旅人」に連載された、毎月買った本リストとそれらからインスパイアーされたエッセイ。後半は、文庫の解説など。群さんは、「本の雑誌」出身。「本の雑誌」にかかわる人…

積ん読の先輩

群ようこさんの<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=01957387&volno=0000>『生きる読書』</A>(角川oneテーマ21)読了。前半は、角川書店のPR誌「本の旅人」に連載された、毎月買った本リストとそれらからインスパイアーされたエッセイ。後半は、文庫の解説など。群さんは、「本の雑誌」出身。「本の雑誌」にかかわる人…

あとがきの楽しみ

待っていた「本の雑誌」6月号が、やっっといつもの書店に入荷していた。6月号の特集は、「あとがき一本勝負」。坪内師匠の原稿も「三茶日記」以外にあるということは、Web版本の雑誌などで、予告されていたので、とても楽しみだったのだ。わたしは、本を読み…

本日の収穫

<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_top.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105>bk1</A>から届いた本●佐野眞一<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02096437&volno=>『私の体験的ノンフィクション術』</A>(集英社新書) 最近、同じ著者の「本コロ」(『誰が本を殺すのか』というのが正式タイトル)の続編とし…

本日の収穫

<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_top.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105>bk1</A>から届いた本●佐野眞一<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02096437&volno=>『私の体験的ノンフィクション術』</A>(集英社新書) 最近、同じ著者の「本コロ」(『誰が本を殺すのか』というのが正式タイトル)の続編とし…

あとがきの楽しみ

待っていた「本の雑誌」6月号が、やっっといつもの書店に入荷していた。6月号の特集は、「あとがき一本勝負」。坪内師匠の原稿も「三茶日記」以外にあるということは、Web版本の雑誌などで、予告されていたので、とても楽しみだったのだ。わたしは、本を読み…

本日の収穫

仕事と仕事の”隙間時間”に、いつもの書店へ。「本の雑誌」6月号が入荷していたら買おうと思ったからだ。ところが、店頭にあるのは、5月号のみ。この雑誌、予告された発売日から遅れることも、間々あるのだが、念のため別のチェーン店へ。こちらにも、やはり…

本日の収穫

仕事と仕事の”隙間時間”に、いつもの書店へ。「本の雑誌」6月号が入荷していたら買おうと思ったからだ。ところが、店頭にあるのは、5月号のみ。この雑誌、予告された発売日から遅れることも、間々あるのだが、念のため別のチェーン店へ。こちらにも、やはり…

銀座の鮨屋の千夜一夜物語(後)

さらには、新津さんの心配りの細やかさ。酔っ払ってしまった小林秀雄を、鎌倉の自宅までタクシーで送り届ける時に、ポケットに杯と徳利を忍ばせておいて、高速に乗ったら二人で飲み始めたという話、辻邦生さんが亡くなられた後、ショックで寝込んでしまった…

気になった本

気になった本○後藤繁雄<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02126252&volno=0000>『THE DAYBOOK IV 1998-2001 THE SUN IS LAUGHING』</A>(リトル・モア) これは、もう3ヶ月くらいまえからずーっと気になっている本。 ところが、これの1が、どこの書店へ行ってもおいていない。 どうせなら、1から読みたいと思って、未…

本日の収穫

いつもの書店に寄ったが、もう一つピンと来る本がなかった。そこでやめておけば、積ん読本も増殖のテンポが少しは押さえられるのだろうが、ついつい、近くのチェーン店にも寄ってしまった。●奥村土牛『牛のあゆみ』(中公文庫) 中公文庫も、最近ラインナッ…

気になった本

気になった本○後藤繁雄<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02126252&volno=0000>『THE DAYBOOK IV 1998-2001 THE SUN IS LAUGHING』</A>(リトル・モア) これは、もう3ヶ月くらいまえからずーっと気になっている本。 ところが、これの1が、どこの書店へ行ってもおいていない。 どうせなら、1から読みたいと思って、未…

銀座の鮨屋の千夜一夜物語(後)

さらには、新津さんの心配りの細やかさ。酔っ払ってしまった小林秀雄を、鎌倉の自宅までタクシーで送り届ける時に、ポケットに杯と徳利を忍ばせておいて、高速に乗ったら二人で飲み始めたという話、辻邦生さんが亡くなられた後、ショックで寝込んでしまった…

本日の収穫

いつもの書店に寄ったが、もう一つピンと来る本がなかった。そこでやめておけば、積ん読本も増殖のテンポが少しは押さえられるのだろうが、ついつい、近くのチェーン店にも寄ってしまった。●奥村土牛『牛のあゆみ』(中公文庫) 中公文庫も、最近ラインナッ…

河鍋暁斎の絵日記が読みたい

今日は仕事で出かけなければならなかったので、その前に原宿の太田記念浮世絵美術館で開催中の「河鍋暁斎展」へ。表参道の人波と喧騒が嘘のように、静かで人も少ない。入ると、大きな表装をされた作品が何点か眼に飛び込んでくる。どの作品も、そこに描かれ…

河鍋暁斎の絵日記が読みたい

今日は仕事で出かけなければならなかったので、その前に原宿の太田記念浮世絵美術館で開催中の「河鍋暁斎展」へ。表参道の人波と喧騒が嘘のように、静かで人も少ない。入ると、大きな表装をされた作品が何点か眼に飛び込んでくる。どの作品も、そこに描かれ…

本日の収穫

散歩がてらBOOK OFF原宿店へ。いろいろと、掘り出し物があった。●山口瞳『男性自身 卑怯者の弁』(新潮文庫) ここの店には、山口さんの本は限られた数種類しか並んでいないことがほとんどなのだが、珍しく「男性自身シリーズ」があった。●谷崎潤一郎<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=01325625&volno=0000>『文章</a>…

本日の収穫

散歩がてらBOOK OFF原宿店へ。いろいろと、掘り出し物があった。●山口瞳『男性自身 卑怯者の弁』(新潮文庫) ここの店には、山口さんの本は限られた数種類しか並んでいないことがほとんどなのだが、珍しく「男性自身シリーズ」があった。●谷崎潤一郎<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=01325625&volno=0000>『文章</a>…

本日の収穫への前振り

昼過ぎのひととき、朝・昼兼用の食事を食べ終わったところで。「今日は、林哲夫さんの展覧会にでも行こうかな?それとも、かねたくさんのHPで知った太田浮世絵美術館で開催中の河鍋暁斎の展覧会とabc本店で始まったクラフト・エヴィング商会の展覧会をはし…

本日の収穫(後)

なにしろ時間はたっぷりあるので、隅から隅まで棚をチェックする。心惹かれる本は、いろいろとあったのだが、荷物があまり重くなるのも嫌なので、厳選した。こちらでの収穫は●木山捷平<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_contents.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=00572383&volno=0000&cntfg=1>『大陸の細道』</A>(講談社文芸文庫) この本の現物にお目にかかったのは、…

本日の収穫(前)

チャン・イーモウ監督の「活きる」を見るため、午後から渋谷へ。渋谷へ行く前に、いつものコースで、青山の古本屋さんに立ち寄ろうと思ったら、巽堂書店はお休みだった。もう1軒の中村書店は営業していたので、なんとなく店頭の100円均一のワゴンをチェック…

グォ・ヨウは中国の竹中直人?

久しぶりの映画館での映画見物は、川本三郎さんのオススメがきっかけ。数年前の中国映画祭は、全作品制覇したくらい、中国の映画は好きだ。とくに、普通の人々の暮らしや、中国の伝統芸能の世界が描かれているような作品に惹かれる。監督としては、チャン・…