2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『蒼火』

『夏の椿』の前に書かれた作品。周之介が家を出たいきさつ、なぜ危ない仕事を引き受けるのか、その辺が描かれている。『夏の椿』とこの『蒼火』の間の3年間に何があったのか、知りたくなる結末。蒼火 (文春文庫)作者: 北重人出版社/メーカー: 文藝春秋発売日…

朝日名人会@有楽町朝日ホール

ずいぶん久しぶりの朝日名人会。権さまの「鰻の幇間」で爆笑。「よしおちゃん!」がやっぱりキモであった。そもそも一八が偽旦那?に声をかけるところが、いつも、今ひとつ納得いかないんだけれど、今回の権さまのは、「あーー、それじゃ声かけちゃうよね」…

定例公演@国立能楽堂

狂言「鬼瓦」と能「山姥」。「鬼瓦」は今月の銕仙会でも出た曲。お流儀が違うと(というか、狂言の場合は家が違うとというべき?)ずいぶん、印象が違うものだ。素朴な感じの「鬼瓦」だった。能は金春流。もしかして、初めてかも???

白水社

白水社といえば、フランス語!みたいな刷り込みがあって(大学時代、フランス語の参考書とかクセジュ文庫、フランスの作曲家の評伝、思想・哲学系の本などでお世話になったような・・・)、そこから語学書っていうあたりは想像の範囲内でありましたが、実は…

昨日のスタパ

ゲストが大森南朋だったので(映画「ハゲタカ」のパブ出演)、録画しておいたのをチェック。連休中の午前中、3日連続で「ハゲタカ」の再放送をついつい見てしまったからなぁ。素顔は鷲津とはイメージが違うね、やっぱり(当然だけど 笑)。麿赤児の息子なの…

灯台下暗し書店にて

ランチの帰りに、今日は「本の雑誌」が並んだかしら???と。本の雑誌 312号作者: 本の雑誌編集部出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 2009/05/12メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (15件) を見る無事、平台にて発見。

灯台下暗し書店にて

昼に外へ出たので、ササッと見回り。「和楽」6月号は菊ちゃんの「十二夜」特集があったので、つい買ってしまったが、うーん、前に比べると薄まった感がぬぐえないなぁ「和楽」。 ちくま文庫の新刊チェックすると、おお!あの「半七捕物帳」を宮部さんと北村…

長唄協会企画演奏会@三越劇場

知人&師匠が出演されるので、三越劇場の演奏会へ。三越劇場に来たのは、いつ以来だったっけ? はっきり覚えているのは、三越落語会だけど、あれはもう5年ぐらい前かな? その後、もう1回ぐらいは来たような気もするのだけれど・・・。 知人の出演曲の1曲…

五月文楽公演第二部@国立劇場小劇場

お稽古の後、有志で文楽を見に、国立劇場へ。われらが柴田先生のお知り合いの伝手で、バックステージツアーつき! 通路の角にわ!勘十郎さんだ!! 文字久さんだ! などと、ミーハー心にちょっと火がつく(笑)。人形の解説をしてくださったのは、和生さん!…

第六期短期能楽教室お稽古

いやはや、てっきり今日は、お稽古の順番が後の組だと思ってのんびりしていたら、とんでもない! お稽古場についたら「あれ、熊野を謡ってる???」と。あわてて足袋に履き替えると、「じゃ、駆けつけで仕舞ね」と先生・・・。今期の目標は、左右の時の右手…

『夏の椿』

こういう切ない話には、弱いのだ・・・(笑)。周之介も、沙羅も、長屋のみんなも、みんな生き生きとしていて、人物描写が上手い。最後の最後で「え!」っという種明かしがされていて、これには気づかなかったなぁ・・・。映像化したらいいだろうなという作…

銕仙会定期公演@宝生能楽堂

柴田先生の「歌占」、万之介さん・万作さんの「鬼瓦」、清水さんの「玄象」という番組。 「歌占」はやっぱり詞章が難しいなぁ・・・。耳で聞いた言葉が頭の中で全部ひらがな・・・(^_^;) そのためか、どうも曲の世界にイマイチ入っていけないなぁ。 「玄象」…

『利休にたずねよ』

直木賞受賞作。利休が秀吉から切腹を命じられた日から始まって、利休がなぜ自分の美にこだわったのか、そのこだわりについて、利休とその周囲の人々が語るという構成で、時間をさかのぼって行くのがミステリ仕立てっぽかった。いろんな人が、利休の美につい…

『夏の椿』

行方不明になった甥を探す主人公。放蕩の末に家を飛び出して、刀の目利きと口利き、剣術道場で教えるなどして生活を立てているらしい。甥は彼と似た境遇にあったよう。そこに田沼が絡んできて・・・。 時代モノの悪は田沼が一手引き受けっていう感じだなぁ・…

五月大歌舞伎@新橋演舞場

ふだん、新橋演舞場に一日こもるのはなぁ・・・と思うのだけれど、今月はいろいろと見たいものが目白押しなので、そうもいっていられず、昼夜通しで。 「金閣寺」。去年、亀ちゃんの雪姫を見たのだけれど、やっぱりこの芝居、苦手かも・・・とその時に思った…

『ST警視庁科学特捜班』

安積班シリーズにチラっと出てきたSTの青山に興味があって、こちらのシリーズ第1作を読んでみる。安積班シリーズのようなリアルな作風じゃなくて、もうちょっとエンタテインメント色の濃い設定なのね。 そもそも、今野敏を読み始めたのは、テレビドラマ化さ…

『花水木』

安積班モノの文庫最新刊の短編集。犯罪小説や警察小説を読んでいると、犯罪者っていうのは、すごく特殊な人種に思えることが多いけれど、安積班シリーズの、特に短編を読んでいると、ほんのちょっとしたことで、人は犯罪者になってしまうんだなぁ、と感じる…

『最前線』

こうなると、一気に安積班モノを読んでしまえ!ということに(笑)。短編集。大橋さんが登場したのがシリーズをずっと読んでいた者にとっては、ニヤリとする。ちゃんとファンサービスをするあたり、ニクイね。最前線―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)作者: …

『半夏生』

安積班シリーズ。半夏生という言葉を、初めて知る。それにしても、新型インフルエンザ騒動のさなかに、こんな小説を読むと「案外、現実もこんな程度の危機管理しかできてないのかも?」と感じてしまう。半夏生―東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)作者: 今野敏…

五月大歌舞伎@歌舞伎座

今年は團菊祭じゃないのねぇ、と気づいたのはつい先日・・・(汗)。初日は昼夜通し。 一番印象深かったのは、芝翫さんの「手習子」だったりする。長唄さんチームは劇団なんだけど、囃子が田中さんっていうのも、さよなら公演ならではなんだろうか? 傳次郎…

『花よりも花のごとく』7巻発売!

4月28日に「花×花」連載中の「Melody」が発売になっていたのを、うっかり忘れ、今日は単行本7巻の発売日なので、併せて灯台下暗し書店でゲット。連載の方は、ドラマのメイキング編に突入して、いつものメンバーがそろそろ姿を見せ始めている。 7巻は、すべて…

祝!!三津五郎さま、紫綬褒章!

俳優協会のHPによると、三津五郎さまが紫綬褒章を授章なさったとのこと。 おめでとうございます\(^o^)/