2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『十一代目團十郎と六代目歌右衛門』

今だから、そして著者が(広い意味の)幕内の人ではないからこそ書けた1冊だろう。これまで、断片的には聞いたことのある話、読んだことのある話もあったが、それをつなげると、今まで疑問に感じていたことのいくつかの答えがそこに提示されていた。 あとが…

歌舞伎美人サロンに家元登場!

本日配信の「歌舞伎美人」メールマガジンに、次回のトークサロンのゲストが傳左衛門さんであるとの記事が。日程が・・・。その日は長山さんの「道成寺」お披きなんだよなぁ・・・。どう考えても16時に銀座にたどり着けるとは思えないよなぁ・・・。抽選だと…

『十一代目團十郎と六代目歌右衛門』

まったく見たことも聞いたこともない、しかも幻冬舎新書だし、どーなんだろう?と思ったのだが、とにかく歌舞伎関係の本だから新書だしね、ということで購入。で、先に『歌右衛門伝説』を読み始めたら、その冒頭でやはり團十郎と歌右衛門のことが書かれてい…

『歌右衛門伝説』

うーん、保さんの分類?によると、わたしは歌右衛門さんの暗黒時代しか見ていないということらしい。その後も歌舞伎を見続けていたとして、果たして歌右衛門さんの到達地点を見極めることができたかどうか、というと、これまたはなはだ疑問なので、まぁ、と…

ジュンク堂新宿本店にて

国立能楽堂から、新宿三丁目に出て、伊勢丹で義理チョコを手配、無印良品でミルクパンをやっと購入して(前から買おうと思いつつ、踏ん切りがつかなかった)、仕上げはジュンク堂。 「本の雑誌」3月号をまずゲット本の雑誌 309号作者: 本の雑誌編集部出版社/…

幸圓次郎追善能@国立能楽堂

朝10時開始の会。そりゃそうだよな、この番組だもの・・・。お能が「朝長」殲法、「三輪」白式神神楽、「道成寺」で、その間に舞囃子やら一調やらがあれこれ。休憩2回各10分ということで、昼ごはんを調達してから行くべきだった。 「朝長」懺法は、初めて。…

「武士道エイティーン」

『武士道シックスティーン』、『武士道セブンティーン』と大変面白く読んだのだが、まだまだ続編がありそうだなぁ〜と『セブンティーン』を読み終えて思って期待していたら、文藝春秋のサイトでWEB連載しているらしい・・・。 12回目っていう更新情報が、…

『幸田文 しつけ帖』

「今日の平凡社」2月6日のエントリーにて発見! 本書は幸田文が遺した随筆から、 三つのテーマにわけて選び抜いた選集の第1冊目。 以降『幸田文 台所帖』『幸田文 きもの帖』が刊行されます。 いずれも文庫未収録の随筆を多数収録した、 幸田文のエッセンス…

『おおげさがきらい』

読みかけの『作者の家 第二部』を職場に忘れて来てしまったので、『おおげさがきらい』を読んでみる。 池波先生のエッセイ、やっぱり好きだなぁ〜。

灯台下暗し書店にて

まずは、幸田文の本を探す。エッセイの棚にあるはずが、見つけられず、新刊のコーナーを一応チェックしてみるが、ここにも見当たらない。検索機で調べると、やっぱりエッセイのコーナーにあるはず。もう一度、じっくり棚をにらんで、無事発見。 ついでに、文…

2月文楽公演第二部・第三部@国立劇場小劇場

休日ということもあって、満員御礼の札が出ていた。第二部は住大夫さんと簑助さんが出演されてるしね。 第二部の演目「敵討襤褸錦」はまったく初めて見るのだけれど、仇討ちものということで、わりと話の筋はわかりやすかった。簑助さんが珍しく愚鈍な長男役…

第五期短期能楽教室お稽古

いよいよ、発表会が近づいて来て、仕舞は仕上げモードに。姿勢をよく、下を向かないこと。あとは、細々いろいろあるけど・・・。 お謡は、「土蜘蛛」をそれぞれの役割で通して謡う。ぎゃー、頼光は語があるんだよなぁ。なるべく、暗記できるよう今からがんば…

亀ちゃんがゲストの「必殺」

昨日、家に帰り着くと喉がだぶ痛くなってきたので、録画してあった「必殺」を見ずに、薬を飲んで寝る。朝、結構喉が腫れていて、今日はおこもりすることに決定。 昼間はひたすら寝ていたが、薬がキレたので、夕方薬局へ。夕食を食べて、薬を飲んで、「そうだ…

『歌右衛門伝説』

先日読んだ『歌右衛門名残の花』の先行作。新潮社からこういう本が出たというのは、ちょっと意外な気がする。もっとも、関容子さんの『花の脇役』『虹の脇役』なども新潮社だから、当時、歌舞伎に興味のある編集者が、書籍編集部にいらしたということかも?…

『文楽の男』

写真がどれもよかった。品のある人形の表情が印象的。

二月大歌舞伎夜の部@歌舞伎座

昨日、Webで空席状況を調べていたら、夜の部の3階1列のチケットが出たので、ついポチっと・・・。 「蘭平」の幕開きには間に合わず、すでに三津五郎さまが舞台に座っていらした(^_^;) 蘭平が刃物を見て狂うところで、庭の松を人と間違えるのは、お能の「松風…

灯台下暗し書店にて

「演劇界」の発売日なので、帰りに灯台下暗し書店へ。演劇界 2009年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/02/05メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見るついでに、前から続きが気になっていた今野敏を。ビート―警視庁…

『作者の家 第二部』

第二部を読み始める。これまた、黙阿弥の生世話モノか、南北か?!というような人間関係が・・・。結局、近世っていうのはああいう世界が普通にあったってことなのかも?作者の家―黙阿弥以後の人びと (第2部) (講談社文庫)作者: 河竹登志夫出版社/メーカー: …

泡坂妻夫

http://mainichi.jp/select/person/news/20090204k0000e040062000c.html 大動脈乖離でお亡くなりになったとのこと。定紋上絵師という顔もお持ちだった泡坂さんだが、わたしの中では作家であり、マジシャンであり、かな。マジシャンは本業になさったことはな…

『作者の家』第一部

黙阿弥家とその周囲の人たちは、まるで黙阿弥の生世話モノに出てくるような人たち(同時代の世相風俗を描いたのだから、当然といえば当然なのだけど)だったんだなぁ。繁俊さんが養子だということは、なんとなく知っていたが、劇界とはまったく関係ない、ど…

ジュンク堂書店新宿本店にて

千駄ヶ谷から(というよりは北参道から、というべきか)新宿3丁目に出て、久々の伊勢丹とMUJI散歩をして、セールのものをいくつか購入。せっかく新宿まで来たのだからと、ジュンク堂にも寄る。あ、ブックファーストにも行ってみればよかった・・・。十一代目…

鎌倉能舞台四十周年記念特別公演「乱能」@国立能楽堂

去年の秋からあるというのは知っていたのだけれど、平日だしなぁと思い、チケット手配をしていなかった「乱能」。が、やっぱり見たい!と思い、年明けにぴあでチケット確保。 あれこれ用事を済ませて、11時ギリギリに国立能楽堂にたどりつくと、最初に貫太先…

木挽堂さんにて

『名作歌舞伎全集』の端本が積んであった中から18巻の「家の芸集」を。先日、棚にあったのは月報がなかったので見送ったのだが、こちらは月報付だったので。名作歌舞伎全集 第18巻 家の芸集出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1969/07/01メディア: 単行本こ…

二月大歌舞伎@歌舞伎座

お正月に続いて、昼夜通しで初日見物。今月は、発表会があったりするので、昼の部は最初で最後(の予定 笑)の見物。 「菅原伝授」は、うーん桜丸と松王が逆じゃないかい?と・・・。三つ子夫婦は全員姉さん女房なのね(笑)。 「二人道成寺」。初演も再演も…