2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『非道、行ずべからず』2007_049

ちょっと時間がかかりましたが、なかなか、面白かったです。 松井さんの作品は『仲蔵狂乱』を読んだぐらいでしょうか。『奴の小万と呼ばれた女』は、読みかけのままになっています・・・。その時のわたしには、もうひとつ、しっくり来なかったのだと思われま…

逍遥博士〜♪

先日、芸大奏楽堂に見に行った「新曲浦島」の折りの、逍遥博士のお写真が、三津五郎様のHPにUPされました*1。妙におじいちゃん姿がハマっている・・・(笑) *1:http://www.kabuki.ne.jp/mitsugoro/room.html

まだ、回復せず、一日寝たり起きたりゴロゴロ。「花より花のごとく」を読み返したり、読みかけの『非道、行ずべからず』の続きを読んだり、HDDレコーダに録画してあったあれこれをチェックしたり。

『非道、行ずべからず』

このタイトルは、中村勘三郎が、観世の太夫からもらった扁額でした。扁額には、能の古くからの教えで「非道を行ずべからず」と書いてある。「何か一つの道を極めようと思う者は、断じて他の道に行こうとしてはならない」というような意味であるそう。 史実か…

三響會、今年のテーマは

三響會Blogの記事によると*1、今年のテーマは「挑戦」だそうです。 それぞれの演目の解説?がUPされています。といっても、まだ全部ではなく、忠広さん演出の「能楽五変化」と、伝次郎さん演出の「月見座頭」の分のみですが。 その他の演目については、後日U…

風邪がお腹にきました・・・。久々にモノが食べられません。ちょっと食べてみたのですが、ダメです・・・。連休は、予定があれこれあるので、気合いで治したいと思いますが。

『NATURAL』全5巻 2007_044〜048

成田美名子さんの『NATURAL』文庫版全5巻を、一気読みしてしまいました(ーー;) 「花よりも花のごとく」に出てくる西門くんとじっちゃんのこととか、これでわかりました〜。 少女マンガと侮ってはいけませんねぇ・・・。なんか、いろんなことを考えちゃいま…

「新曲浦島」@東京芸術大学奏楽堂

坪内逍遥の「新楽劇論」を実践するために、逍遥自身が書いた「新曲浦島」は、あまりに壮大すぎて、これまで全曲を上演したことがなかった作品。それを、芸大の皆さんがコンパクトにまとめて(6時間ぐらいあるものを、2時間半にまとめた)上演。三津五郎様が…

憑神@新橋演舞場

はっしー主演ということで、歌舞伎カテゴリーに入れてみました。 やっぱり、はっしーっていい役者さんだなぁ!と改めて思いました。なのに、なぜ、歌舞伎の舞台が少ないんでしょう? 東京は、ほんと少なくないですかっ??? 今回のはっしーは、幕末の御家人…

志の輔らくご ひとり大劇場初日@国立大劇場

国立大劇場は、芝居や舞踊の会などで、何度も足を運んでおりますが、まさか、ここで独演会をねぇ・・・と。いったい、どんなことになるのか?!という興味もあり、行ってみました。 番組、内容については、3日間の公演が終了してから、ということにいたしま…

[読書中]『文楽の女たち』 今月は、文楽も見に行くので、文楽関係の本を読もうと思い立ち。文楽の女たち (文春新書)作者: 大谷晃一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/02メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (5件) を見る

「四季山姥」4回目&「外記猿」1回目

今月2回目のお囃子のお稽古に伺いました。前回、一応段切までいった「四季山姥」は「次回、最初から通してやってみましょうね」と先生から予告あり・・・。カケリのところの早間のサラシ、一応さらってみたものの、もたつき感は相変わらずのまま、お稽古に。…

『能の女たち』2007_044

杉本苑子さんが、能の演目に出てくる女性に注目して書いた本です。「松風」の妹に着目した章があって、ちょうど歌舞伎座で「二人塩汲」が出ていました。歌舞伎舞踊の場合、そこまで突っ込んだ視点で、松風と村雨を描いてはいないけれど、背景としてそういう…

秀山祭九月大歌舞伎昼の部@歌舞伎座

出掛けにボヤボヤしていて、最初の「竜馬がゆく」は断念。ご覧になった方によると、大変感動的な舞台だったようで、残念! 「熊谷陣屋」は、吉右衛門さんで拝見するのは、初めて。敦盛の首と偽って、我が子の首を差し出したあたりからは、ほんと、緊迫感があ…

桂雀々師匠の30周年記念の会に、談春師がゲスト出演ということで、内幸町ホールへ。ちょっとだけ早めに出られたので、銀座で降りて、旭屋書店を偵察。思わぬ拾い物をしました♪ でも、重い・・・。 5日6公演で、1日3席計18席を、雀々師匠の「十八番」という趣…

『まんまこと』2007_043

畠中恵さんの新しいシリーズ。今回は、江戸の町名主の跡取り息子が主人公の、連作短編集です。主人公には二人の親友がいて、一人は同じ町名主の跡取り息子、もう一人は定回り同心見習い。 主人公は、子供の頃はとても利発でいい子だったのが、ある時を境に、…

『能の女たち』

杉本苑子さんが、お謡と鼓をお稽古されていたというのは、この本を読み始めて、初めて知りました。ある時代までは、結構、お能が教養としてたしなまれていたんですね、きっと。女流作家の視点で、お能に出てくる女性たちの心を分析していて、今までに読んだ…

10月の国立劇場

はい、珍しい狂言が出るので、3階席で取り急ぎ切符をゲットいたしました。10月は、歌舞伎座に通いたいので(笑)、演舞場と国立は省エネモードでございます(爆)。

『日本の舞踊』2007_042

前半は、日本の“舞踊”全般についての解説。後半は、各論という構成。後半で取り上げられているのが、武原はん、七代目坂東三津五郎、六代目中村歌右衛門と七代目尾上梅幸、藤間勘十郎(勘祖)、井上八千代、友枝喜久夫の8人。 このうち、わたしが生の舞台を…

久々のリブロが・・・

灯台下暗し書店にて、きものムックを買うついでに、2冊ほど。ちんぷんかん しゃばけシリーズ6作者: 畠中恵出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/06/01メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (81件) を見る非道、行ずべからず (集英社文庫)作…

本塩沢結城とは?

昨日、手に入れたきものについていた証紙の「塩沢結城」という言葉が、気になったので、ネットで検索してみました。本塩沢を一時「塩沢結城」と呼んでいたことがあるとのことでした。 じゃあ、本塩沢って???ということでさらに検索してみると、非常にわか…

秀山祭大歌舞伎@歌舞伎座

初日でした。昼の部最後の「二人汐汲」を幕見でと思っていたのに、着いたらすでに、幕が開いておりました・・・。 白の衣装の玉三郎さん、赤の衣装の福助さん。わたしは当然、白の衣装を目で追ってました(笑)。傳次郎さんが太鼓で山台に並んでいらっしゃい…

つい単衣に・・・

単衣の色無地っぽいきものを着て出かけておりまして、久しぶりに松屋GINZAの壱の蔵さんに行くと、お姉さんから「わ、もう単衣をちゃんと着てる!」と・・・。このところ、お囃子のお稽古や歌舞伎の時はきものを着るようにしているので、ついつい、単衣のきも…

成田美名子デビュー30周年記念イベント@銕仙会

9月1日・2日と開催された、「花よりも花の如く」の作者、成田美名子さんのイベントに行ってきました。銕仙会のお舞台と見所を使っての、原画の展示など。少女漫画って、緻密な絵なんだなぁと、びっくりでした。限定販売という一筆箋を購入いたしました。

『日本の舞踊』と『まんまこと』

渡辺保さんの『日本の舞踊』は、持ち歩き本、『まんまこと』は自宅読みで、読み始めたところです。 渡辺さんの方は、版元品切れらしく、大型書店でも発見できず、AMPにて入手しました。舞踊の用語解説のところで、早くも「ああ、あれって、そういうことなの…